トップページ > 最新情報 > 13年前に発表された初代iPhoneは、こんな端末だった
2020年1月10日 20時04分

読了まで 531

13年前に発表された初代iPhoneは、こんな端末だった

Apple 初代iPhone スティーブ・ジョブズ氏
 
2007年1月9日(日本では1月10日)に初代iPhoneが発表されてから、13年が経ちました。13年前に発表された初代iPhoneの特徴を、海外メディアiDropNewsがまとめています。

初代iPhoneの発表から13年

米サンフランシスコで開催されたMacworldで、スティーブ・ジョブズ氏が初代iPhoneを発表したのが、現地時間2007年1月9日でした。
 
初代iPhone
 
タッチインターフェイスによる操作性に注目が集まり、熱狂的に受け入れられた一方で「iPhoneが商業的に成功するとは思えない」との懐疑的な声も聞かれました。
 
しかし、2019年1月の時点で、iPhoneシリーズの累計販売台数は14億台を超え、Appleが大きく躍進する立役者となりました。

初代iPhone、14の特徴

初代iPhoneは、現在では当たり前の機能が使えないなど、さまざまな制約がありましたが、その欠点を補って余りあるほど、未来を感じる魅力的なデバイスでした。
 

1. コピー&ペーストができない

当時スマートフォンとして販売されていたBlackberry、Palm、Windows CEの端末では当然だったコピー&ペーストでしたが、初代iPhoneでは使うことができませんでした。
 

2. 3Gの電波が使えない

iPhone-Edge-vs-3G
 
初代iPhoneは、現在主流の4G(LTE)の前身であるモバイル通信規格の3G(GSM)の電波を使うことができず、最大通信速度は384kbpsにとどまりました。
 
3G通信が可能になったのは2008年のiPhone3Gで、4Gが利用可能になったのは2012年のiPhone5からでした。

 

3. Google Mapsが使えてもGPSが使えない

初代iPhone発表
 
初代iPhoneの地図アプリは、Google Mapsでした。iPhoneのタッチスクリーンで自由に拡大縮小できる操作性は画期的なものでした。
 
しかし、初代iPhoneにはGPSが搭載されておらず、ナビゲーションとして利用することはできませんでした。GPSが搭載されたのも、翌年のiPhone3Gからです。

 

4. App Storeがなかった

初代iPhoneではApp Storeがなく、サードパーティ製アプリをインストールすることも、ホーム画面に並ぶアイコンを並び替えることもできませんでした。
 
App Storeが提供されるのは、iPhone Software 2.0が提供されてからでした。
 
2020年の元日には、App Storeは1日で3億8,600万ドル(約419億4,500万円)の史上最大の売上額を記録するまでになっています。

 

5. デスクトップ並みのWebブラウジングとメール

初代iPhone発表
 
当時、BlackberryやPalmでWebサイトを閲覧するのは、レイアウトが崩れて画像が表示されないなど、ストレスの溜まる行為でした。
 
しかし、iPhoneのSafariはWebサイトを正確なレイアウトで表示できるだけでなく、画面の拡大縮小も自由自在で、ダブルタップするとその列を拡大することもできるのが画期的でした。
 
初代iPhoneのメールアプリも、画像入りメールをきれいに表示できるのに加えて、IMAPをサポートしており、デスクトップと同等の使い勝手を実現していました。

 

6. 賛否分かれたタッチスクリーンキーボード

初代iPhoneの発表当時、95%のユーザーは数字を何度も押してアルファベットを選択する入力方式を使っていました。
 
物理キーを廃し、タッチスクリーン入力だけを採用したiPhoneの入力方式には戸惑いの声も多く、Appleはタッチスクリーンの採用をやめるのではないか、との声もありました。
 
しかし、ユーザーの入力を推測して自動修正する高度なアルゴリズムやユーザーインターフェイスのおかげで、スムーズに入力できることに多くのユーザーが驚きました。
 
初代iPhoneのキーボード開発秘話は、以前書評としてご紹介した「Creative Selection 〜 Apple 創造を生む力」で詳述されています。

 

7. Apple独自のYouTubeアプリ

iPhoneの大きな画面は、動画視聴に最適でした。
 
しかし、App Storeもなく、当時のYouTubeはモバイル環境にも、iPhoneのビデオ規格H.264にも最適化されていませんでした。
 
そこで、Appleが独自に開発し、初代iPhoneに搭載したYouTubeアプリは、シンプルな操作性とスムーズな動作で、現在YouTubeが提供しているアプリより使いやすかったのではないか、とiDropNewsは振り返っています。

 

8. 動画撮影ができず、インカメラもなかった

初代iPhone発表
 
初代iPhoneの2メガピクセルカメラは、当時としてはきれいな写真が撮影可能でしたが、動画撮影機能はありませんでした。iPhoneシリーズで動画撮影が可能になったのは、2009年のiPhone3GSからでした。
 
初代iPhoneの発売当時、フロントカメラそのものがあまり一般的ではありませんでした。2010年のiPhone4で、FaceTimeとしてフロントカメラを使ったビデオ通話機能が追加されました。
 
iPhone11 Pro Maxと初代iPhoneで撮影した写真を比較すると、さすがに最新iPhoneには見劣りするものの、初代iPhoneも健闘しています。

 

9. 写真つきMMSが送れなかった

初代iPhone発表
 
初代iPhoneのメッセージ機能は、MacのiChatと同様の吹き出しを採用した使いやすいアプリでしたが、すでに一般的だった写真付きメッセージ(MMS)のやり取りには対応していませんでした。
 
写真付きメッセージの送受信はiPhone3Gで対応しましたが、iPhone Software 2.0をインストールしても初代iPhoneでは使うことができませんでした。

 

10. 複雑なイヤホン端子

初代iPhoneは、3.5mmイヤホン端子を採用していました。しかし、差込口が奥まった位置にあり、一般的なイヤホンを挿して使うことはできませんでした。
 
Appleとしては、イヤホンとマイクが同じ端子に接続されるため、ユーザーが互換性で混乱するのを避けたかったのではないか、とiDropNewsは推測しています。
 
なお、翌年のiPhone3Gでは一般的なイヤホンも使える端子に変更されています。
 
そして、2016年のiPhone7ではイヤホン端子が廃止されています

 

11. モノラル限定のBluetooth

初代iPhoneは、Bluetooth機器が利用可能でしたが、当時はハンズフリー通話目的のモノラル音声にしか対応していませんでした。
 
ステレオBluetoothは、iPhone3GSと同じ2009年に公開されたiPhone Software 3.0で対応したものの、初代iPhoneでは利用することができませんでした。

 

12. Apple製Bluetoothヘッドセット

Dual Dock
 
現在、AirPodsが大ヒットして巨大ビジネスになっていますが、Appleは初代iPhoneと一緒に使えるモノラルヘッドセットを販売していました。
 
iPhoneと簡単にペアリングでき、ロック画面でバッテリー残量を確認できるなど、当時としては画期的な使い勝手を実現していました。
 
別売アクセサリとして、iPhoneと一緒にヘッドセットを充電できるドックも販売されました。

 

13. 有線でのパソコン接続が必須

iPhoneはiPodと同様のメディア管理方法を採用しており、音楽の取り込み、連絡先やカレンダーの同期は、有線ケーブルでパソコンと接続し、iTunes経由で同期する必要がありました。
 
まだ音楽ストリーミングサービスもiCloudもなかった時代の話です。

 

14. 革新的なアクティベーション

初代iPhoneは、端末を初めて使うためのアクティベーションが非常に簡単なのも特徴でした。
 
「母艦」になるパソコンに接続して、iTunesを起動したら画面の指示に従って操作するだけでアクティベーションが完了できるシンプルさは、当時としては革新的でした。
 
ユーザーを認識したうえでアクティベーションする方法は、iOS7で導入されたアクティベーションロックの源流とも言えるだろう、とiDropNewsは指摘しています。

初代iPhoneを発表するスティーブ・ジョブズ氏

初代iPhoneを発表するスティーブ・ジョブズ氏の動画は、こちらでご覧ください。
 

 
 
Source:iDropNews, MacRumors
Photo:iLounge, Apple
(hato)

▼ 最新情報を受け取る

Twitterで最新情報をみる
Facebookで最新情報をみる
IMアプリをインストールする
feedlyで最新情報をみる