iPhone11 Proのグリーンの塗料を供給する日本企業、Appleとの関係を語る


 
iPhone11 Proシリーズで新たに加わった新色ミッドナイトグリーンですが、セイコーアドバンスという日本企業が要(かなめ)となる塗料をAppleに供給しています。セイコーアドバンスは、同社とAppleとの関係性についてNikkei Asian Reviewに語っています。

iPhone11 ProとiPhone11 Pro Maxの塗料の唯一のサプライヤー

Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は12月初旬に来日した際、セイコーアドバンスの管理本部・埼玉工場を訪れました。
 

セイコーアドバンスは日本のかけがえのないサプライヤーの一つだ。彼らの職人技と細部へのこだわりに敬意を表したい。iPhone11 Proの素晴らしい色が際立っている!

 


 
セイコーアドバンスはiPhone11 Proのミッドナイトグリーンの塗料でだけでなく、ゴールド、スペースグレイ、シルバーの塗料も供給しています。
 
「当社はiPhone11 ProとiPhone11 Pro Maxの塗料の唯一のサプライヤーです」と、セイコーアドバンスの加邊幸慶(かべゆきのり)部長はコメントしています。

技術が素晴らしければ企業の大きさは問題なし

「クックCEOは、彼のハイテク技術を取り扱う企業に接する態度を教えてくれました。どれだけ小さくても、素晴らしい技術があればAppleは顧客になるということです」
 
2011年にAppleを訪問した加邊氏は、「当時、Appleの高い基準を満たすことはできないと思った」と語っています。
 
加邊氏によれば、Appleはサプライヤーに数百項目にも及ぶ品質基準を求めたとのことです。セイコーアドバンスはAppleサプライヤーになるための条件を満たすのに、4年を要したとされています。
 
加邊氏はライバル企業の存在についても述べています。
 
「中国企業は急速に成長を遂げており、価格競争になると厳しい戦いを強いられるでしょう。当社は勝つために品質を維持しなければなりません」
 
 
Source:Nikkei Asian Review via AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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