Apple TV+の「ザ・モーニングショー」、ゴールデングローブ賞に複数ノミネート
Apple TV+で配信されている作品の中でも注目度の高いドラマ「ザ・モーニングショー」が、第77回ゴールデングローブ賞にノミネートされました。
Apple一押しのドラマ
ハリウッド外国人映画記者協会の会員投票によって受賞する作品が決まるゴールデングローブ賞は、アカデミー賞と並んで世界的に高い権威を持つ賞です。
そんな第77回ゴールデングローブ賞のテレビドラマ部門に今年、Appleが手がけるドラマ「ザ・モーニングショー」がノミネートされました。作品部門以外でも、最優秀女優部門(テレビドラマ)のノミネート一覧に、主演のリース・ウィザースプーンとジェニファー・アニストンが名を連ねています。
「ザ・モーニングショー」は、リース・ウィザースプーンとジェニファー・アニストンが出演、製作総指揮を務め、スティーブ・カレルが出演するドラマで、激しい争いが繰り広げられる朝のニュース番組の舞台裏をお見せします。アメリカ国民にさわやかな朝をお届けするニュース番組の背後でうずまく、人間のエゴ、野心、権力闘争の世界を描きます。(Apple公式Webサイトより)
9月の新作発表会ではティム・クック最高経営責任者が「予告が計1億回再生された」とアピール、リース・ウィザースプーンとジェニファー・アニストンの出演料がそれぞれ1話あたり約2億円(全10話)に上るなど、ザ・モーニングショーは公開前から大きな注目を集めていました。
アカデミー賞獲りに意欲を見せるAppleとしては、ひとまず賞レースで好調な出だしを切ったといったところでしょう。ノミネートを受け、Appleもプレスリリースを公開しています。
Netflixのノミネート作品も話題性抜群
しかし、今回のゴールデングローブ賞で存在感を放つテック企業はAppleだけではありません。
Netflixが手がける映画「マリッジ・ストーリー(スカーレット・ヨハンソン主演)」は計6部門、「アイリッシュマン(ロバート・デ・ニーロ主演)」も計4部門にノミネートされています。とりわけアイリッシュマンの評価は極めて高く、大手映画レビューサイトRotten Tomatoesでは、96%の批評家から支持されています。
今回のゴールデングローブ賞は、賞レースが今後ストリーミング配信企業を中心に回っていくことを決定づけたと言えるでしょう。授賞式は2020年1月に開催されます。
Source:Apple(1)(2),Rotten Tomatoes
(kihachi)