米証券会社、6種類のiPhone12モデルの可能性を考慮〜4Gモデルの登場も予測
2020年に登場が見込まれるiPhone12ですが、米証券会社Rosenblatt Securitiesは、最大6種類のモデルが開発されていると予測しています。
4G対応のiPhone12が登場する可能性
iPhone12は全モデルが次世代通信規格5G対応となり、4モデルが販売されるとの予想が先日報じられたばかりですが、Rosenblattのアナリスト、ジュン・チャン氏によれば、来年は5Gへの移行期間であることから、最大6モデルの可能性が考慮されているとのことです。
チャン氏は、次の6モデルのiPhone12が販売される可能性を指摘しています。
- iPhone12 4G – 6.1インチのLCDとデュアルカメラを搭載
- iPhone12 Pro 4G – 5.4インチの有機EL(OLED)ディスプレイとデュアルカメラを搭載
- iPhone12 Pro 5G – 5.4インチのOLEDディスプレイとデュアルカメラを搭載
- iPhone12 Pro Plus 4G – 6.1インチのOLEDディスプレイとトリプルカメラ・ToF(Time of Flight)センサーを搭載
- iPhone12 Pro Plus 5G – 6.1インチのOLEDディスプレイとトリプルカメラとToFセンサーを搭載
- iPhone12 Pro Max 5G – 6.1インチのOLEDディスプレイとトリプルカメラとToFセンサーを搭載
チャン氏はiPhone12 Pro Max 5Gは6.1インチのディスプレイを搭載すると予測していますが、これは著名アナリスト、ミンチー・クオ氏の予測と相反しています。
クオ氏は、iPhone12は5.4インチ、6.1インチ(2モデル)、6.7インチの4モデル構成になり、最もディスプレイの大きな機種(Pro Max)は、6.7インチになると予測しています。
Appleは来年のiPhone発売に向けて複数のプロジェクトに取り組んでいるとされており、「どのモデルが実際に販売されるかは今のところ不明」とチャン氏はコメントしています。
4Gとサブ6GHzモデルはミリ波モデルと異なる筐体を採用か
チャン氏によると、iPhone12の5G対応モデルすべてが「サブ6GHz」と「ミリ波」両方に対応するわけではないとのことです。
この点においては、チャン氏の見解はクオ氏のものと一致します。クオ氏は、サブ6GHzとミリ波両方に対応したiPhoneが発売されるのは、アメリカ、カナダ、日本、韓国、イギリスの5カ国のみであり、ミリ波に対応していない国や地域では同周波数帯は無効にされると予測しています。
チャン氏はiPhone12の筐体の材質についても触れており、4Gとサブ6GHz対応モデルには合金フレームが採用されると述べています。
5Gのミリ波対応モデルには、電波の通りを良くするため穴の開いた鋼鉄フレームが採用される見込みです。
5G対応モデルには、4Gモデルよりもおおよそ30%多くの部品が必要になるとされており、サブ6GHz対応モデルにはBroadcomと村田製作所、ミリ波対応モデルはQualcommとAvagoのパーツが使用される見通しです。
Source:AppleInsider
Photo:BenGeskin/Twitter
(lexi)