Apple従業員、クックCEOのトランプ大統領へのロビー活動を支持
Apple従業員に対して行われたアンケート調査で、多くの社員がティム・クック最高経営責任者(CEO)のトランプ米大統領へのロビー活動を支持していることが明らかになりました。
従業員の8割がクックCEOのロビー活動に支持を表明
匿名の職場ソーシャルメディアネットワークBlindで行われたアンケート調査の結果、Apple従業員の81.6%が、Apple製品に課される対中追加関税の緩和を求めるクックCEOの米政府への働きかけを肯定的に捉えていることがわかりました。
アンケート回答者の10人中8人が、「Appleが対中追加関税の優遇措置を受けるのは真っ当である」と答えています。
アンケート調査は、現地時間の11月21日から25日にかけて100人以上のApple従業員を対象に行われました。
トランプ政権は12月15日から、これまで対中関税のかけられていなかった3,000億ドル(約33兆円)相当の中国製品にも最大25%の課税を開始する見通しであるため、クックCEOのロビー活動の重要度が高まっているのも納得がいきます。
トランプ大統領とのテキサス工場視察については約半数が支持
トランプ大統領は現地時間の11月20日、AppleのクックCEOに案内され、12月に発売予定の新型Mac Proの組み立てが行われているオースティンのAppleの製造工場を視察に訪れました。
大統領はその直後、「私が生産施設をオープンした」と、あたかも自分の手柄のように語るツイートを投稿しました。実際には、Appleのテキサス州オースティンのMac Pro生産施設は稼働開始からほぼ6年が経過しており、トランプ大統領のツイートは明らかに事実ではありません。
Blindのアーケート調査では、クックCEOがトランプ大統領とオースティン工場を視察したイベントに関して、Apple従業員の30.9%が「強く支持する」と回答し、23.5%が「支持する」と答えました。
しかしながら、従業員の17.7%は「全く支持しない」、10.3%が「支持しない」と回答しており、クックCEOのこのイベントの参加については意見が割れています。
Source:Fortune
Photo:The White House/Flickr
(lexi)