ジョナサン・アイブ氏、Appleの役員一覧から消える。正式に退社か

    ジョナサン・アイブ氏

    ジョナサン・アイブ氏
     
    AppleでiPhoneなど数多くの製品をはじめ、同社のデザイン全般を統括していたジョナサン・アイブ氏の名前が、役員一覧ページから消えました。予告されていたとおり、Appleを正式に退社したとみられます。

    6月に予告されていた退社

    Appleで最高デザイン責任者(CDO)として、製品のみならずソフトウェア、パッケージ、Apple Storeなど、デザインの総責任者だったジョナサン・アイブ氏の名前とプロフィールが、Appleの役員一覧ページから消えました。
     
    Appleは6月に、アイブ氏が2019年後半に退社し、独立したデザイン会社を立ち上げること、退社後もAppleとはビジネス上のつながりを持ち続ける見込みであることを発表しています
     
    アイブ氏の後任は、最高執行責任者(COO)のジェフ・ウィリアムズ氏が務めています
     
    アイブ氏のデザイン会社の名前は「LoveFrom Jony」で、商標登録の申請書類には、電子機器のみならず、自動車、化粧品、キッチン用品などが対象になると記されています。

    2014年にも「消えた」アイブ氏

    実は、Appleの役員一覧ページからアイブ氏の名前が消えたのは、今回が初めてではありません。
     
    2014年2月、Appleの役員ページからアイブ氏が消えたことを海外メディアが報じると、「役員一覧の中でアイブ氏だけが笑顔じゃなかったのは何かの予兆だったのか?」など、ちょっとした騒動になりました。
     
    しかし、これはWebページ更新中の単なる作業ミスで、数時間後にはアイブ氏が復帰(?)していました。

    デザイン哲学を知ることのできる伝記も

    Apple、そして世界の工業デザインに大きな影響を与えたアイブ氏のデザインに対する姿勢や、スティーブ・ジョブズ氏とのエピソード、貴重な試作品の画像は、同氏の伝記「ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー」に詳しく記されています。
     
    長期間にわたり、おつかれさまでした。
     
     
    Source:Apple via iをありがとう
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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