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    iOS13にバグが多い理由、元Appleのソフトウェア技術者が語る

    iOS13 WWDC 2019

    iOS13 WWDC 2019
     
    今秋公開されたiOS13やmacOS Catalinaは、多くの新機能が追加された一方で、バグも多いと言われています。元Appleのソフトウェアエンジニアが、最新バージョンのOSにバグが多い理由を語っています。

    バグが多いと言われるiOS13

    iPhone向けの最新OSであるiOS13は、一般ユーザー向け正式版が公開される前に、iOS13.1のベータが開発者向けにリリースされました。これは極めて異例のことで、関係者を驚かせました。
     
    その後もマイナーアップデートが矢継ぎ早に公開されており、現時点での最新版はiOS13.1.3です。
     
    現時点でも、一部のユーザーで通信が突然切れるなどの不具合が発生しています。
     
    macOS Catalinaは、正式版公開の1週間後に追加アップデートが公開されたものの、一部ユーザーがiCloudフォトの問題を報告しています。

    Appleの元ベテラン技術者が語る

    Appleで18年間、ソフトウェアエンジニアとして勤務したデビッド・シャイアー氏は、iOS13やmacOS Catalinaにバグが多い理由を以下のように分析しています。
     

    理由1:機能が多すぎる

    今回のバージョンでは多くの新機能が追加されましたが、iCloud Driveのフォルダ共有などの機能は公開が延期されているほか、一部の機能は正常に動作しないまま公開されています。

     

    理由2:クラッシュレポートが不正確

    アプリの強制終了などのバグをAppleに報告するクラッシュレポート機能が、システム全体の終了につながるバグしか報告できていない、とシャイアー氏は述べています。そのため、iCloud写真共有などの不具合を、人力でテストしなくてはならないそうです。

     

    理由3:バグ対応の優先順位

    Appleは、バグの深刻さに応じて整理しているそうです。そのために正式公開が近づいた段階で、最も深刻なバグしか修正されていないという状況が起きている、とシャイアー氏は語っています。

     

    理由4:古いバグが残っている

    シャイアー氏は、新しいバージョンのソフトウェアに古いバグが残っており、修正されていない場合があると指摘しています。

     

    理由5:自動テストが活用されていない

    Appleは、バッテリー性能などの検証に自動テストシステムを使用しているそうです。しかし実際は人力でのテストに頼りすぎている、とシャイアー氏は述べています。

     

    理由6:複雑化したAppleのエコシステム

    Appleが多くの種類の製品とサービスを販売しているため、開発やテストの難易度が上がっている可能性があります。

    Appleはどう対策するべきか?

    Appleは、ソフトウェアアップデートによってバグの修正を続けると見込まれます。しかし、ソフトウェアの不具合が多発するとApple製品への信頼が損なわれる可能性があります。
     
    対策として、1年に1回最新バージョンを提供するサイクルを延長し、大幅なアップデートの年と、昨年のiOS12のように安定性向上に主眼を置いたアップデートの年を組み合わせたサイクルにするよう、シャイアー氏は提案しています。

     
     
    Source:TidBits via iDropNews
    (hato)

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