iCloud Driveのフォルダ共有機能は「来春」登場、「秋」から大幅に延期

macOS Catalina

macOS Catalina
 
AppleはmacOS Catalinaの目玉機能の一つとしてiCloud Driveのフォルダ共有機能を発表していました。しかしベータ版でデータが消失するなどの不具合が報告され、先日リリースされたmacOS Catalinaの正式版にこの機能は搭載されませんでした。

データ消失の不具合

AppleはWWDCでmacOS Catalina発表し、その新機能としてiCloud Driveのフォルダ共有機能を発表しました。この機能を使うことで、アクセス権を持つ人なら誰でも、iCloud Driveにあるフォルダを見たり、新しいファイルを追加したり、ファイルの最新バージョンを入手したりすることができるとされていました。
 
iOS13 iCloud
 
その後、ベータ版のmacOS Catalinaでテスター、開発者にこの機能が提供されたのですが、共有したファイルのデータが破損する、消失するという報告が相次ぎ、Appleはベータ版からこの機能を削除していました。結局先日リリースされたmacOS Catalinaでもフォルダ共有機能は削除されたままで、Appleのサイトには「来年の春に使えるようになります」と記載されています。
 
現在のiCloud Driveでは単一のファイル共有が可能ですが、フォルダ全体を共有するには他のクラウドサービスを使う必要があります。フォルダ共有でグループ作業は確実に快適になると考えられていただけに、多くのユーザーがmacOS Catalinaのフォルダ共有機能に期待していました。Appleとしても不安定なままで共有機能をリリースできなかったのだとは思いますが、ユーザーの期待を裏切る結果となってしまいました。
 
 
Source:9to5Mac
(KAZ)

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