【自腹レビュー】cheeroのアルミ素材USB PD入出力モバイルバッテリー

    「cheero Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18W」 レビュー

    「cheero Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18W」 レビュー
     
    発売されたばかりの、アルミ製モバイルバッテリー、「cheero Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18W」を購入して使ってみましたので、ご紹介します。

    18Wの高速充電で入出力可能、メタリックなモバイルバッテリー

    先日発売された「cheero Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18W」は、USB Power Delivery(PD)による最大18Wの高速充電と、メタリックグレーのアルミボディーが特徴のモバイルバッテリーです。
     
    外箱の窓からメタリックグレーの本体が見えます。従来品よりも18%の小型化と、iPhone同梱の5V/1Aアダプタと比べて最大3.6倍高速の充電もアピールされています。
     
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    バッテリー本体と、USB Type-C(USB-C)ケーブル、取扱説明書が入っています。バッテリーを充電するにはUSB PD対応の電源アダプタを別途用意する必要があります。
     
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    表面の質感はMacBook Proのスペースグレーと近い

    iPhone XS Max(スペースグレー)と並べてみました。縦98mm x 幅46mm x 厚さ24mmとコンパクトです。重量は205gで、iPhone XS Max(208g)とほぼ同等です。手に持つと、やや重みを感じます。
     
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    メタリックグレー仕上げのアルミ素材は、MacBook Proのスペースグレーと近い落ち着いた質感で、高級感があります。
     
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    バッテリー残量を点灯するLEDランプの数で表現するモバイルバッテリーが多いですが、筆者としては、具体的な数字で表示できる方が、なんだか安心感があります。
     
    少しレトロな感じのオレンジの数字は、本体側面のボタンを押すと数秒間点灯します。
     
    なお、cheeroのモバイルバッテリーとしては、バッテリー残量を数字で表示するモデルはこの製品が初めてだそうです。

    USB PDの入力をチェック、30分でどこまで充電できる?

    入出力端子は、最大18Wでの入出力用のUSB PD端子と、最大2.4A出力のUSB-A端子が並んでいます。2端子の最大出力は合計18Wです。
     
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    大容量になると、モバイルバッテリーへの充電に時間がかかりますが、USB PDによる高速充電のスピードをチェックしてみました。
     
    バッテリー残量58%の状態から、Anker PowerPort Atom PD 1を使って、30分間でどこまで充電できるかをテストします。
     
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    30分後、79%まで充電できていました。10,000mAhという大容量を考えると、実用的な充電速度だと思います。
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    ちなみに、充電中はバッテリー残量表示の数字が点滅を続けます。iPhoneなどへの給電時は、最初の2〜3秒だけ点滅します。

    バッテリー残量40%のiPhone XS Maxをどこまで充電できる?

    iPhone XS Maxのバッテリーを30分間でどこまで充電できるかもテストしました。
     
    Anker PowerPort Atom PD 1のレビュー時のテストと同じく、バッテリー残量40%から30分間、充電します。充電中のiPhoneは画面をロックし、機内モードにはせずに測定しています。iPhoneとの接続には、AppleのUSB-C – Lightningケーブル(1m)を使用しました。
     
    メインのUSB PD端子と、最大2.4A出力のUSB-A端子、参考にiPhone同梱の5W電源アダプタで測定した結果は以下のとおりです。
     

    • USB PD端子:40% → 76%
    • USB-A端子:40% → 69%
    • 5Wアダプタ:40% → 56%

     
    USB PD端子の速さが際立っていますが、USB-A端子もなかなかの速さです。

    MacBook Proにも充電できる?

    ついでに、標準では61Wのアダプタを使用する13インチMacBook Pro(2017年モデル)にも充電を試みました
     
    USB-Cケーブルで接続すると、充電開始のサウンドが鳴り、バッテリーマークが充電中マークに変わりました。
     
    システム情報で確認すると、18Wで給電されています。SafariとPagesを使っている状態で、バッテリー残量の数字はじわじわと増えていました。
     
    「cheero Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18W」 レビュー
     
    MacBook Proへの充電は(当然ながら)速いとは言えませんが、外出先でMacの充電がない!という時に、延命措置として使うことはできそうです。

    まとめ:入出力とも高速、メタリックな素材も魅力的。でも少し重い

    モバイルバッテリーを持って外出する前に、バッテリー残量が少ないのに気付いて焦った経験のある筆者にとって、高速充電ができ、バッテリー容量を数字で確認できるのは魅力的です。
     
    この性能と質感なら、通常価格の3,480円(税込)は納得のいくコストパフォーマンスではないかと感じます。
     
    メタリックグレーのアルミ素材は高級感があり、所有する満足度が高いのですが、同じくPD18W対応の「cheero DANBOARD 10050mAh PD18W」(185g)などと比べると、少し重く感じます。
     
    【ここが良い!】
    ・メタリックグレーのアルミ素材が好きな方にはオススメ
    ・バッテリー残量を数字で確認できる安心感
    ・入出力ともに18Wの高速充電
    ・3,480円なら納得のコスパ
     

    【ここは残念!】
    ・重量205gは、少し重く感じられる
     
     
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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