2020年後半以降発売のiPadとMacBookはミニLEDディスプレイを搭載か?

著名アナリストのミンチー・クオ氏が、2020年後半〜2021年半ばにかけてAppleが発売見込みの次世代ハイエンドiPadおよびMacBookに、ミニLEDディスプレイが搭載される、との予測を発表しました。
今年4月にもミニLEDディスプレイ搭載を予測
クオ氏は今年4月に、2021年前半発売のMacBook Pro、2020年後半から2021年始めにかけて発売のiPadにミニLEDディスプレイが搭載されると予測しましたが、今回、次世代iPad、MacBookともに2020年後半〜2021年半ばの発売となる、と自身の予測を更新しました。
クオ氏によれば、iPadとMacBookに搭載されるミニLEDディスプレイには、おおよそ10,000個のLEDが埋め込まれるとのことです。576個のLEDを搭載している今秋発売見込みのPro Display XDRと比べても、はるかにきめ細かいディスプレイであることが伺えます。
次世代iPad、MacBookに搭載されるLEDの大きさは200ミクロン以下であり、Pro Display XDRのものよりもずっと小さくなるといわれています。
ミニLEDディスプレイは、これまでApple製品に使用されてきたディスプレイよりも高価であると予測されるため、ハイエンドのiPad ProおよびMacBook Proとして発売される可能性が濃厚です。
ローカルディミングなどこれまでになかった機能も搭載か
次世代iPadとMacBookのミニLEDディスプレイは、LG Displayが供給するとみられています。ミニLEDの部品は、Epistar、Zhen Ding、Radiant Opto-Electronics、Nichia、Avary Holding、TSMTが供給する見通しです。
ミニLEDディスプレイは、より幅広い色域性能と高いコントラストが期待されており、ハイダイナミックレンジ合成(HDR)にも対応する見込みです。また、LEDの発光量を個別にコントロールすることでコントラストを高めるローカルディミングも実装される予定です。
Source:MacRumors
Photo:Viktor Kádár/Behance
(lexi)