iPhone11とiPhone XRの落下・折り曲げへの耐久性をテストした動画
iPhone11とiPhone XRの落下と折り曲げへの強さをテストした動画を、YouTubeチャンネルEverythingAppleProが公開しました。
iPhone11 Proに続き、iPhone11をテスト
iPhone11 ProとiPhone11 Pro Maxの耐久性テストに続き、EverythingAppleProがiPhone11とiPhone XRの耐久性テストの動画を公開しています。
Appleは、iPhone11についても「スマートフォンの中で最も頑丈なガラス」を採用していると宣伝しています。
iPhone11は新色のパープル、iPhone XRは(PRODUCT) REDモデルです。
なお、EverythingAppleProを運営するフィリップ・コロイ氏は動画の中で、「このテストは滑らかなコンクリートに落下させているが、凹凸のある表面だと結果が異なる。ケースでiPhoneを保護することを勧める」と語っています。
腰の高さからの落下
まずは腰の高さからの落下テストです。先にiPhone XR、次にiPhone11の順で落下テストを行います。
最初は、iPhoneの底面を下にして落下させます。
iPhone XR、iPhone11ともに無傷で、問題なく動作しています。
次に側面からの落下テストです。
あまり目立たないごく小さな傷はついているものの、動作には全く問題ありません。
次は、iPhoneの背面を下にして落下させます。
落下した瞬間、「ベシッ」という嫌な音がしていたiPhone11は、背面カメラ周辺を中心として、ガラスパネルにヒビが入ってしまいました。一方、iPhone XRは無傷です。
iPhone11 Proと iPhone11 Pro Maxは、約3mの高さから落下させるまで背面ガラスにヒビは入りませんでしたが、iPhone11は腰の高さでヒビが入ってしまいました。
続いて、iPhoneの画面を下にして落下させます。
iPhone XR、iPhone11とも、画面に傷はなく、正常に動作しています。
頭の高さからの落下
次に、頭の高さからの落下テストです。
まずは底面から落下させます。
iPhone11、iPhone XRともに問題ありません。
次に側面から落下させた際、iPhone XRは落下中に向きが変わり、画面から着地してしまいました。しかし、iPhone XR、iPhone11とも無事のようです。
そして、画面を下にしての落下テストです。
iPhone XR、iPhone11とも側面のアルミニウム製フレームに傷はついたものの、画面に傷はなく、カメラ、Face IDも正常に動作しています。
高さ3mからの落下テスト
最後は、脚立に乗って約3mの高さからの落下テストです。
まずは底面を下にして落下させます。
iPhone11は、背面カメラ周りのヒビが拡大してしまいました。iPhone XRは、画面は割れていないものの、表示できない領域が出て、背面のガラスも割れてしまいました。
そして、iPhone11とiPhone XRを画面を下にして落下させます。
先に落ちていたiPhone11にiPhone XRが当たって、iPhone11の背面が大きく欠けてしまいました。iPhone XRは表示できない領域が画面全体に広がってしまっています。
ガラスの破片を使って、背面ガラスの厚みを測定すると、iPhone11 Proは0.85mm、iPhone11は0.75mmと、iPhone11 Proの方が0.1mmだけ厚いぶん、耐久性にも優れていると考えられます。
iPhone11とiPhone XR、折り曲げには強い?
最後に、アルミニウム製フレームの強度を確かめるため、折り曲げへの強度をテストします。
分厚い手袋をはめた手で、iPhone11にかなりの力を加えています。
iPhone11は簡単には曲がりませんでしたが、力をかけ続けるうちに、近くのガラスが割れているためか、アンテナ用の線の部分から折れてしまいました。
iPhone XRも、同じくアンテナ線部分から折れてしまいました。
コロイ氏は、iPhone11はかなり高い耐久性があるものの、衝撃から保護するためにケースを使うことを推奨する、と語って動画を締めくくっています。
iPhone11とiPhone XRの落下・折り曲げテストの動画はこちらでご覧ください。
Source:EverythingApplePro/YouTube
(hato)