台風15号被害地域での通信障害、ドコモも回復で3キャリア復旧
台風15号の影響により、国内大手3キャリアで携帯電話の通信障害が発生していましたが、NTTドコモは、19日午後に通信障害から回復したことを発表しました。
auは17日、ソフトバンクは18日に全エリア復旧
9月9日に発生した台風15号により各地で甚大な被害が相次いでおり、国内大手3キャリアのソフトバンク、au(KDDI)、NTTドコモで携帯電話サービスが利用できない、または利用しづらい状況が続いていました。
auは17日(火)午後8時50分に台風発生前と同等まで復旧し、すべてのエリアで3Gおよび4G LTEサービスが利用可能になりました。復旧に向けては車載型無線基地局や可搬型無線基地局を投入し、停電により電源が必要な場所では移動電源車や非常用発電機を派遣するなど対応しています。陸路からの復旧が難しいエリアは船舶型基地局「KDDIオーシャンリンク」を活用しています。
ソフトバンクは18日(水)午後5時38分に、影響のあったすべての地域でサービスエリアが復旧しました。復旧活動はのべ約6,000人、機材は480台を投入し、15日までに一部の山間部を除きおおむね復旧、18日に全エリア復旧となりました。
ドコモは19日(木)午後0時55分に回復したことを発表しましたが、千葉県内の停電エリアにおいては引き続き、移動基地局車、移動電源車、発電機器等を運用してのサービス提供となります。通常の利用には問題がないとしていますが、一部サービスが対応できない可能性について案内しています。
災害被害のユーザーに3キャリアとも支援措置を実施
3キャリアは、台風15号によって災害被害を受けたユーザーを対象に、支払い期限の延長や、電話機の故障や紛失により発生する費用の減免、無償化などの支援措置を実施しています。
Source:NTTドコモ, au(KDDI)
(asm)