2019年Q2のベンダー別シェアが発表される~上位の顔ぶれは今後どうなる?

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調査会社Gartnerは27日、2019年第2四半期(4月~6月)における世界スマートフォン市場のシェアランキングを公開しました。

今後はランキングに変化も?

世界スマートフォン市場で、2019年第2四半期における販売台数は約3億6,800万台となり、前年同期比の約3億7,400万台から1.4%ほど減少しました。ベンダー別シェアでは、SamsungやHuaweiがシェアを拡大した一方、Appleは2018年の11.9%から10.5%へとシェアを縮小させました。
 
gartner 2019Q2 スマートフォン シェア
 
トップ5の顔ぶれや順位は昨年と変わりませんが、3位のApple(10.8%)と4位のXiaomi(9.0%)は販売台数の差が540万台ほどに縮まっているほか、Huaweiが米政府の輸出規制リスト入りするなど、今度の動向次第ではランクに変動が見られそうです。

ハイエンドモデルの勢いに陰り

スマートフォン市場情勢について、Gartnerのアナリストであるアンシュル・グプタ氏は「ハイエンドスマートフォンの需要は、ミッドレンジやローエンドスマートフォンに比べて大きく陰りが見られる」とコメントしています。
 
同氏は「前面/背面ともに複数レンズのカメラ、ベゼルレスディスプレイ、大容量のバッテリーといったフラッグシップ端末のプレミアム機能を、低価格のモデルにも採用すること」が、ユーザーの買い替え需要を喚起する鍵だと分析します。
 
また、iPhoneに勢いがない理由については「買い換える恩恵が少なすぎる」とし、新たなモデルになっても代わり映えのしない機能がユーザーの買い替え意欲を削いでいると指摘しています。
 
2019年秋に登場するiPhoneは、3モデルのうち上位2モデルのカメラがトリプルレンズになる一方、デザイン面ではノッチ(切り欠き)の維持も含めて大きな変化がないと考えられています。
 
 
Source:Gartner
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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