Samsung、日本スマホ市場でシェアが急回復〜1位はApple

    samsung galaxy s10+

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    2019年第2四半期(4月〜6月)における日本のスマートフォン市場で、Samsungのシェアが9.8%に上昇したことが分かりました。Samsungにとって、今回の水準に達するのはおよそ6年ぶりとなります。

    Appleがシェアを独占しているが

    調査会社Strategy Analyticsによると、2019年第2四半期の日本スマーフォン市場シェアランキングで、Appleが50.8%で1位、Samsungが9.8%で2位となりました。以下シャープが7.2%で3位、ソニー7.0%で4位と続きます。
     
    たった1社で過半数のシェアを占めているAppleも際立っていますが、60万台を売り上げたSamsungのシェアが大幅に伸びたことに注目が集まっています。Samsungは2013年こそ10%のシェアを有していましたが、2018年第3四半期(7月〜9月)ではシェアが過去最低の2.4%にまで落ち込んでいました。シェアが大きく落ち込んだ理由としては、ハイエンドモデルではAppleに、ミッドレンジモデルではシャープやHuaweiと競合していることなどが挙げられます。

    独自色アピールが奏功

    今回シェアが大きく回復した理由として、Strategy AnalyticsはGalaxy S10シリーズの販売が日本国内で好調だったと分析しています。同シリーズは望遠、広角、超広角のトリプルカメラを採用、ディスプレイもインカメラの穴だけが開いた「Infinity-Oディスプレイ」と、ライバルのiPhone(デュアルカメラ、ノッチ採用ディスプレイ)にはない独自色が前面に押し出されています。
     
    また最近も、東京に世界最大規模の展示場「Galaxy Harajuku」を設けたほか、7月にはGalaxy S10+の“五輪エディション”を発表するなど、精力的にブランドイメージの向上に努めています。朝鮮日報によると、業界関係者からは「来年の東京五輪に合わせた5G商用化で、市場を先取りしたSamsungのシェアが更に上昇する可能性もある」といった指摘も出ているようです。iPhoneの5G対応モデルは早くとも2020年秋になると予想される一方、Samsungはすでに「Galaxy S10 5G」を海外でリリース済です。
     
     
    Source:朝鮮日報,SamMobile
    (kihachi)

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