消費者満足度調査、スマホ別でAppleとSamsungが上位独占
スマートフォン市場の飽和からは、販売台数の伸び悩み以外にも様々な傾向が読み取れます。例えば、業界に大きな動きがないことや消費者が現状のスマートフォンに満足していることが挙げられるでしょう。全米の消費者を対象とした調査で、携帯メーカーへの満足度は4年連続で最高を記録しました。
全体的に高い満足度
全米消費者の満足度を推し量る「消費者満足度指数(ACSI)」で、携帯メーカーに対する満足度は4年連続で79点となりました(最高100点)。カメラ機能を始めとしたスマートフォンの性能の高さや、買い換えずに長持ちする点(iPhoneの平均買い替え年数は2019年に4年まで延長したとの指摘もあります)などが評価されているのだと考えられます。
メーカー別スコアでは、AppleとSamsungがともに81点となりました。2017年と2018年はAppleが81点、Samsungが80点でした。
興味深いのは機種別のランキングでしょう。スコアの高い順に並べられた上位機種のリストを、SamsungとAppleがほぼ独占しており、1位~20位では7位にMotorola(Lenovo)の「Moto G」が確認できるのみです。なお、昨年はiPhone7 Plusが85点で1位でしたが、今年はSamsungのGalaxy Note9(86点)に王座を明け渡しています。
ただし、2月末に発表されたGalaxy S10がランクインしていないことからも分かる通り、データの集計時期が若干古いことには注意が必要です。
Source:USA TODAY,ACSI
(kihachi)