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2019年8月11日 15時50分

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Huawei、独自OS「Harmony OS」を発表

harmony OS huawei
 
Huaweiは9日、独自OSとして「Harmony OS(鴻蒙OS)」を発表しました。貿易摩擦で米中の緊張が高まるなか、同OSはHuaweiによる“脱Android”の契機として注目を集めています。

どのデバイスにも容易に採用できる

Harmony OS最大の特徴は「マイクロカーネル・ベース」のOSである点でしょう。マイクロカーネルとは、その名の通りカーネル(中核部分)をマイクロ(必要最小限)に留める概念です。安全性や柔軟性に富んでいるほか、懸念だった処理速度の遅さも近年は克服傾向にあるため、Googleもマイクロカーネルの「Fuchsia OS」を開発中です。
 
したがってHarmony OSはスマーフォンを始めとし、スマートウォッチ、テレビ、スマートディスプレイ、カーデバイスなど、様々な用途に活用できるのが強みです。発表では早速「Honor Vision TV」への搭載が予告されました。
 
harmony OS huawei
 
またAndroidやWindowsが利用不能になる日に備え、Harmony OSは2年前から「プランB」として開発が続けられており、2020年にはバージョン2.0、2021年にはバージョン3.0のリリースを計画していることも明らかになりました。

スマホへの採用には依然慎重

しかしHuawei独自のOSは、もともと同社に対する米禁輸措置のなかで注目を集めていました。
 
米政府がHuaweiと関連企業を禁輸リストに加えたために、GoogleがAndroidを提供しないことを発表、Huaweiは実質的に海外市場から締め出しを食らうこととなりました。これによってHuaweiの端末では、オープンソースのAndroidこそ利用できるものの、Google PlayやGoogleマップなどの利用ができなくなります。このまま行けば「Mate 30」シリーズがAndroidではなくHarmony OSを搭載することになるだろう、とニュースサイトXDA Developersも予測しています。
 
ところが、今回の発表でHarmony OSが採用されたデバイスは、スマートフォンではなくスマートテレビでした。
 
発表を行ったコンシューマー・ビジネス部門のリチャード・ユー最高経営責任者(CEO)は「1日~2日でAndroidからHarmonyへ乗り換えられる」と胸を張りますが、スマートフォンでは引き続きAndroidを選択肢として残したいとの思惑も背景にはありそうです。
 
これについては先日も、リン・ファ(梁華)会長が「今後スマートフォンOSとして開発するかどうかは決めていない」、創業者のレン・ジェンフェイ(任正非)氏が「GoogleがHuaweiからOSを引き払うとなれば、エコシステムの構築から始めなければならないだろう。我々は未だに明確なプランを有していないからだ」と相次いで発言したことからも明らかでしょう。
 
 
Source:XDA Developers(1),(2)
(kiahchi)

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