Samsung、純利益が53%減〜米中間の貿易戦争や日本政府の輸出規制が影響か


 
Samsungは現地時間の7月31日、2019年第2四半期(4月〜6月)の決算を発表し、純利益が前年同期比で53%減となったことが明らかになりました。

純利益は前年同期の半分に

Samsungは2019年4月〜6月期、5兆1,800億ウォン(約4,760億円)の純利益を上げましたが、前年同期の11兆400億ウォンと比べると約半分となっています。
 
営業利益は、前年同期比で4%減の56兆1,300億ウォン(約5兆1,500億円)となりました。
 
世界的なスマートフォン需要の低下が、米中間の貿易戦争によってさらに悪化し、Samsungの利益減につながったとされています。
 
また、日本政府による韓国への輸出規制もSamsungの業績に悪影響を与えたといわれています。日本政府は、韓国向けの透明ポリイミド、フォトレジスト、高純度フッ化水素の3つの品目の輸出規制を厳格化しており、Samsung Displayは、有機EL(OLED)ディスプレイの生産に欠かせない透明ポリイミドを韓国企業から調達しようとしている、と7月中旬に報じられました。
 
Samsungは、8月7日にGalaxy Note10シリーズを発表すると予測されており、折りたたみスマホGalaxy Foldは9月の発売が見込まれています。
 
 
Source:The Wall Street Journal
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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