HuaweiとGoogleが共同でスマートスピーカーを開発していたことが判明
トランプ米政権から制裁措置を受けているHuaweiですが、Googleと組んでスマートスピーカーの開発を行っていたことが明らかになりました。
米政府の禁輸措置の一環で開発をストップか
匿名のHuawei従業員によれば、HuaweiがGoogleと共同でスマートスピーカーの開発を1年間行っており、多くの成果を挙げていたとのことです。
プロジェクトは突然中止となりましたが、その背景には、米政府によるHuaweiへの禁輸措置があるとされています。
今年5月、Huaweiとその関連企業は、米政府の輸出規制リストに追加され、米企業との取り引きができなくなりました。Googleの提供するAndroid OSや、チップ生産に欠かせないARMアーキテクチャが、現在すでに販売されている端末を除いで使用不可となったのです。
しかしながら、トランプ大統領は6月末のG20大阪サミット閉幕後の記者会見で、Huaweiに対する禁輸措置を解除するとすでに発表しており、Huaweiが今後米企業と取引を再び行えるようになる日もそう遠くはないかもしれません。
今後プロジェクトの復活はありえるのか
Huaweiは、Googleと共同開発していたスマートスピーカーを世界最大のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA」で今年9月に発表する予定であったといわれていますが、これは同社初のスマートスピーカーではありません。
Huaweiは昨年、「AI Cube」と呼ばれるスマートスピーカーをすでに発表しています。
米政府によるHuaweiへの禁輸措置が解除された暁には、Googleと共同開発のスマートスピーカープロジェクトの復活はありえるのでしょうか。
米メディアAppleInsiderによれば、Huaweiは米政府から禁輸措置を受けてからというもの、米企業になるべく依存しない運営方針へと切り替えているため、以前と同じようにGoogleと製品開発を行うかどうかは疑問である、とコメントしています。
Source:The Information via AppleInsider
Photo:Huawei Mobile/YouTube
(lexi)