Googleが「折りたためるスマートブック」を開発?特許から明らかに

oled 特許 google スマートブック

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Googleが世界知的所有権機関(WIPO:World Intellectual Property Office)に申請した特許から、同社がスマートブックの開発を検討していることが分かりました。

OLEDの特性活かしたスマートブック

有機EL(OLED)ディスプレイの特性として、バックパネルを必要としないためパネルが薄いこと、フレキシブル基盤を使い柔軟性を持たせられることなどが挙げられます。
 
こうした特性を活かして登場したのが「折りたためるスマートフォン」です。価格や耐久性などの課題を抱えながらも、多くのスマートフォンメーカーが開発に取り組んでいると言われており、既にSamsungは「Galaxy Fold」、Huaweiも「Mate X」を発表、Appleも早ければ2020年に折りたためるiPhoneをリリースするのでは、といった観測も出ています。
 
そうした中で登場したのが、Googleが特許を申請した「折りたためるスマートブック」です。1枚のディスプレイからなる通常のスマートフォンと異なり、複数のディスプレイからなるスマートブックは、本を読むようにページを展開できるのが特徴です。
 
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特許によるとスマートブックは大まかに、中心に据えられたヒンジ(支柱)、ページ用ディスプレイ、表紙/背表紙用のディスプレイからなり、フレキシブルOLEDが用いられているのはページ用ディスプレイのみとなっています。またそれぞれのページ同士の隙間は0.005mm~1mmほどに抑えられる見込みで、ユーザーに分厚さを感じさせないよう工夫されています。
 
特許がすべて製品化されるとは限らず、今回のスマートブックも動画やゲーム向けというより学習向けデバイスとしての用途が見込まれますが、OLEDの可能性を考えるうえでは興味深いアイデアだと言えそうです。
 
 
Source:LETSGODIGITAL via Digital Trends
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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