Microsoft、9インチ画面を2面搭載したSurfaceを来年前半発売か

    Surface Go

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    Microsoftが、9インチのディスプレイ2面を搭載したタブレット型PC「Surface」を開発しており、早ければ来年前半には発売すると報じられています。

    次期SurfaceはAndroidアプリに対応

    米メディアForbesが調査会社IHS Markitから得た情報によれば、Microsoftが開発中の次期Surfaceは、9インチ、画面比率4:3のディスプレイを2面搭載しており、早ければ2020年第1四半期〜第2四半期中に発売されるとのことです。
     
    IHS Markitがサプライチェーンから入手した、次期Surfaceの詳細スペック予想は以下の通りです。
     

    • デュアルディスプレイ向けのユーザーインターフェース(UI)に対応したWindows 10の次期バージョン、Windows Core OS(WCOS)を搭載
    • 10ナノメートル(nm)プロセスルールで製造されたIntelのシステムオンチップ(SoC)、Lakefield搭載
    • Androidアプリが動作可能で、AppleのiCloudサービスに対応
    • LTE(もしくは5Gにも)接続可能

    折りたたみ?それとも2画面?

    Forbesは「折りたたみ(Foldable)」とし、Samsungの折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」やHuaweiの「Mate X」を例に挙げていますが、米メディアWindows Centralは別途入手した情報から「1枚のディスプレイが折りたためるデザインではなく、あくまで2枚」と予測しています。IHS Markitが予想しているスペックから見ても、「折りたためる」というのはディスプレイそのものを「折り曲げる」という意味ではなさそうです。
     
    Microsoftは以前より、折りたたみ可能なディスプレイおよびデュアルスクリーン搭載Surfaceを開発中だと報じられてきました。折りたたみ可能Surfaceについては昨年12月、コード名「Andromeda」として開発中で2019年第4四半期(10−12月)のリリース予定だと、テクノロジー系ブログで知られるブラッド・サムズ氏が著作「Beneath a Surface」の中で述べています。
     
    デュアルスクリーン搭載Surfaceについては、Microsoftは「Centaurus」というコード名で開発中であり、5月末頃に従業員を集め、同モデルのプロトタイプとデモ動画を披露したと、米メディアThe Vergeが報じています。
     
    Windows Centralは、IHS Markitが「2020年前半リリース見込み」とする9インチSurfaceは、後者の「Centaurus」だと考えており、10月のMicrosoftの新ハードウェア発表イベントで公開されるか、もしくはWindows Lite(WCOSの制限版とされる)の正式発表時に合わせて発表されるのではないか、と予想しています。

     
     
    Source:Forbes,Windows Central,The Verge
    Photo:Microsoft
    (lunatic)

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