iOS由来のMacアプリ4つがMacらしく改良、パブリックベータで登場
「News」「ボイスメモ」「株価」「ホーム」の4つのアプリが、より「Macらしく」アップデートされ、デザインも新しくなることが判明しました。Appleのクレイグ・フェデリギ上級副社長が、米メディアCNETのインタビューで語っています。
「Project Catalyst」の準備段階だった4アプリの移植
Macの「News」「ボイスメモ」「株価」「ホーム」の4アプリは、2018年にリリースされたmacOS Mojaveの一部として、iOSからmacOSへと移植されたものです。
これはAppleが世界開発者会議(WWDC 19)で正式に発表した「Project Catalyst」の準備段階でもありました。同プロジェクトはアプリ開発者が、iOSアプリを簡単にmacOSへと移植できるようにすることを目指しています。
新しい4アプリはパブリックベータで登場
上記4つのアプリはデザインを含めiOSアプリそのままで、Mac独自の機能は盛り込まれていません。Project Catalystが本格的に立ち上がった今、フェデリギ氏は最初に移植した4つのアプリを改良、デザインも新しいものにすると述べています。
フェデリギ氏によれば、昨年と比べて基礎部分の技術が進歩し、ソフトウェア開発キットが統合されたため、4アプリは自動的にアップデートされています。Appleはさらにこれらを改良し、Macならではの機能を追加するとのことです。
デザインと機能を一新した「News」「ボイスメモ」「株価」「ホーム」の4アプリは、現在開発者向けに公開されているmacOS Catalinaのベータ版には含まれていませんが、フェデリギ氏によれば、7月に公開が予定されているパブリックベータ版で披露されることになります。