次期macOS、名称は「Mammoth(マンモス)」が有力?Appleに動き

macOS 10.15の名称は、「Mammoth(マンモス)」が有力なのではないか、と過去にAppleが申請した商標をもとに米メディアMacRumorsが予測しています。
WWDC 19での発表が確実視されるmacOS 10.15
日本時間6月4日午前2時に開幕する世界開発者会議(WWDC 19)の基調講演では、macOS 10.15が発表されると見込まれます。
ここ数年間、Mac向けOSの名称には、以下のようにカリフォルニア州の地名が採用されています。
- 2013年:「Mavericks」
- 2014年:「Yosemite」
- 2015年:「El Capitan」
- 2016年:「Sierra」
- 2017年:「High Sierra」
- 2018年:「Mojave」
MacRumorsは、2014年にAppleがペーパーカンパニーを通じて商標登録申請した19の名称のうち、まだ使われておらず、現在も有効な商標は以下の4つに絞られる、と指摘しています。
- Mammoth(マンモス)
- Monterey(モントレー)
- Rincon(リンコン)
- Skyline(スカイライン)
なお、MacRumorsは2018年5月に次期macOSの名称は「Mojave、Sequoia、Sonoma、Venturaのどれかだろう」と予測しています。
最有力候補は「Mammoth」か
MacRumorsは、4つの候補の中で「Mammoth」が有力ではないか、と予測しています。
「Mammoth」は、アメリカ西部のシエラネバダ山脈内の山や湖の名称で、冬はスキー、夏はハイキングの行き先として人気があります。
「Mammoth」の商標申請は、申請から数年間の保留期間を経て、5月7日に正式承認されたばかりです。
また、最近6カ月間でAppleのペーパーカンパニーと思われるYosemite Researchが「Mammoth」の商標申請について修正を申し出ており、法定代理人がAppleの商標や知的財産関連で実績のある弁護士に変更されているのも興味深い動きです。
その他の候補:Monterey、Rincon、Skyline
このほか、macOS 10.15の名称に採用されそうな候補は以下の3つです。
- 「Monterey」:カリフォルニア州の海沿いにある美しい街の名前です。2013年に申請されていますが、2018年6月12日に正式承認されています。
- 「Rincon」:カリフォルニア州南部の、サーフィンが盛んな地域の名前です。2016年8月2日に商標が承認されています。2019年8月までにこの商標が使用されないと、権利が消滅します。
- 「Skyline」:サンフランシスコ郊外を走る、景色の美しい道路「Skyline Boulevard」から取った名称と思われます。2013年12月に商標が申請され、2018年3月20日に承認され、2019年2月28日に権利延長が認められています。権利は、2021年3月までに商標を使用しないと消滅します。
Source:MacRumors
Photo:MammothMountain.com
(hato)