対中関税を25%へ引き上げでAppleアクセサリの値上げは必至?

    フリー素材 ドナルド トランプ flickr

    Apple USB Lightning ケーブル アダプタ
     
    新たにトランプ米大統領が2,500億ドル(約27兆5,000億円)相当の中国製品に25%の関税を課したことで、Apple製品の価格動向について注目が集まっています。

    Appleが肩代わりしていた

    Appleの製品は組み立て工場を筆頭に大きく中国に依存しており、25%の関税が課されるとなると、そのツケは価格に転嫁されることになります。例えば、投資銀行Morgan Stanleyの算出によると、25%の関税をiPhone XRに課した場合、価格は160ドル(約17,600円)上乗せされると考えられています(749ドル:日本円で84,800円)。
     
    日増しに緊張が高まっている米中貿易摩擦において、幸いにもApple製品はこうした関税処置の対象外だとされてきました。確かにスマートフォンを含むデバイスは今のところ対象になっていません。しかし、「アダプタや充電器、ケーブル、デバイスのケース」といったアクセサリはすでに昨年9月より10%の関税が課せられています。つまり、10%の関税ぶんはAppleやサプライヤーが肩代わりしているのです。

    Appleの収益に深刻な影響も

    そして新たに、トランプ米大統領は10%の関税を25%に引き上げることを決定しました。となると、もはやAppleが今後も価格を改定しない保証はどこにもありません。アクセサリは四半期で200億ドル(約2兆円)稼ぎ出す重要な分野です。ティム・クック最高経営責任者(CEO)はこれまでに何度も貿易摩擦を避けるよう訴えてきましたが、トランプ大統領は聞く耳を持ちません。
     
    こうした貿易戦争は米国消費者のみならず、中国経済にも影響を与えていると考えられており、中国でのiPhone売り上げの低下がAppleの減益に大きく起因しているとも見られています。アクセサリの関税引き上げに加えて、“聖域”だったAirPodsやApple Watch、iPhoneやMacBookも関税対象となれば、収益に更なる影響が及ぶ可能性も懸念されるだけに、Appleとしては何としてでも問題の深刻化を避けたいところでしょう。
     
     
    Source:THE VERGE,PhoneArena
    Photo:Flickr-White House
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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