Beats Powerbeats Pro、装着感や音質は？発売前の先行レビュー公開

 
Apple傘下のBeatsから発売予定の完全ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro」の先行レビューを、米メディアMacRumorsが動画つきで公開しています。

ブラックが先行発売予定のPowerbeats Pro

BeatsのPowerbeats Proは、3月に発売されたAirPods（第2世代）と同じH1チップを搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
 
4色のカラーバリエーションのうち、ブラックが先行して発売されます。アメリカとカナダで5月3日に予約受付開始、5月10日発売、その他の3色は今年の夏に発売予定です。
 
なお、予約受付開始の直後から、1カ月待ちの人気となっています。日本での発売は6月になる模様です。

フィット感は完璧、耳も疲れにくい

MacRumorsは、Powerbeats Proは、AirPodsとは違って高いフィット感があり、イヤーフックの装着には少し慣れが必要なものの、フィット感は「完璧」と賞賛しています。
 
高いフィット感は、周囲のノイズを遮断する効果もあります。
 
また、ヘッドホンを長時間装着すると耳が疲れることが多いですが、Powerbeats Proは軽いので、耳に疲れを感じにくいとも評価しています。
 
フレームの太いサングラスをかけた状態でも、Powerbeats Proの装着感は快適だったそうです。
 

 

素晴らしい音質にはイヤーチップ選択が重要

Powerbeats Proには、最初から装着されているものを含めて、4サイズのイヤーチップが付属します。
 

 
MacRumorsは「正しいサイズのイヤーチップをしっかり装着できていれば、Powerbeats Proの音質は素晴らしい」と以下のように評価しています。

すべての音が豊かで明瞭に聴こえ、多くのワイヤレスヘッドホンが苦手な低音もはっきりした音が出る
 
過去のBeats製品は、低音を強調しすぎる傾向があったが、Powerbeats Proではそれも感じられない

充電ケースは大きく、ワイヤレス充電には非対応

Powerbeats Proに付属する充電ケースについてMacRumorsは「AirPodsの充電ケースと比べてかなり大きく、ポケットに入れて持ち歩くには無理がある」とコメントしています。
 
AirPods（第2世代）と違い、ワイヤレス充電には対応していないので、Ligntningケーブルで充電する必要があります。
 

 

使いやすさはAirPodsと同等

AirPods（第2世代）と同じH1チップを搭載するPowerbeats Proは、ケースを開けるだけでiPhoneなどと瞬時に接続できるほか、デバイス間の高速な切り替えができ、呼びかけるだけでSiriが利用可能になっています。
 

 
周囲が騒々しい場所や、少し離れた相手との会話を聞き取りやすくする「ライブリスニング」機能が、AirPodsと同様、Powerbeats Proでも利用可能です。
 
耳から外すと再生を自動停止し、耳に戻すと再開する機能も、AirPodsと同じ使いやすさにつながっています。

物理ボタンには慣れが必要

Powerbeats Proには再生、停止、音量調整のための物理ボタンがついているのが、AirPodsとの違いです。
 
しかし、Powerbeats Proのボタンは位置が少しわかりにくく、操作には慣れが必要と感じられ、レビューのために試用した範囲では、AirPodsのタップ操作ほどの簡単さは感じられなかったそうです。
 

 

高いフィット感を求めるなら「買い」

Powerbeats Proの、249.95ドル（日本では税別24,800円）に見合った価値があるか？という問いには、以下のようにコメントしています。

しっかりと快適にフィットする、AirPodsと同等の機能を持つイヤホンを探しているなら、イエスだ
 
特に、アクティブな生活を送る方や、AirPodsよりも伝統的なフィット感を求める方には、Powerbeats Proはぴったりだ

 
MacRumorsによるレビュー動画はこちらでご覧ください。iPhone Maniaでは、MacRumorsによるAirPods（第2世代）とPowerbeats Proの比較記事もご紹介しています。
 

 
 
Source:MacRumors
(hato)