Appleの主力デザイナー3人が相次いで退社
Appleの最高デザイン責任者、ジョナサン・アイブ氏率いるデザインチームから、主力級のベテランデザイナー3人が相次いでAppleを去ることを決めた、とThe Wall Street Journal(WSJ)が報じています。
3人のベテランデザイナーが退社
WSJによると、Appleを退社するデザイナーはリコ・ゾーケンドーファー氏とダニエレ・デイ・ユーリス氏、ジュリアン・ホニック氏の3人で、いずれも10年以上にわたりiPhoneやMacBook Airなどのデザインで中心的な役割を果たしてきました。
ゾーケンドーファー氏はWSJに、「家族との時間を取るため、仕事を休みたい。Appleのデザインチームで働くことができて光栄だった」と語っています。
ユーリス氏とホニック氏からはコメントが得られていません。
ゾーケンドーファー氏やユーリス氏は、ジョナサン・アイブ氏の人物伝「ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー」にも登場します。
固い絆で結ばれたAppleのデザインチーム
製品デザインについて絶対的な発言力を持つジョナサン・アイブ氏が率いるデザインチームは、20人前後の少数精鋭を維持しており、メンバーの結束が固く、家族のような雰囲気とも評されるほどの仲の良さが特徴です。
2014年にイギリス・ロンドンのデザイン・ミュージアムで語ったアイブ氏は、Appleのデザインチームについて、過去15年間で、18人のデザイナーのうち誰ひとりとして退社していないことを明かしています。
Appleのデザインチームを去った数少ない人物が、GoProに移ったダニー・コスター氏と、ロサンゼルスでオーディオ関係のスタートアップを立ち上げたクリストファー・ストリンガー氏でした。
Appleデザインチームの仕事ぶりを紹介した動画も
アイブ氏のチームが仕事をする様子は、2016年に発売された写真集「Designed by Apple in California」についてアイブ氏が語る動画で見ることができます。
Source:The Wall Street Journal
(hato)