5G対応iPhoneは来年発売、QualcommとSamsungがモデム供給か

iPhone X 2020 Concept コンセプト ConceptsiPhone/YouTube

iPhone X 2020 Concept コンセプト ConceptsiPhone/YouTube
 
次世代モバイル通信規格5Gに対応したiPhoneが2020年に発売され、5GモデムチップはQualcommとSamsungの2社が供給する、との予測をApple関連情報に詳しい著名アナリストのミンチー・クオ氏が発表しました。

AppleとQualcommの和解で5G対応iPhoneが現実的に

AppleとQualcommは先日、訴訟を取り下げて全面的に和解し、6年間のライセンス契約を締結したことを発表しました。
 
長期化すると見込まれた両社の和解によって、AppleはQualcommから5Gモデムチップの供給を受けることが可能になり、2020年後半に発売されるiPhoneが5Gに対応する、との予測を、ミンチー・クオ氏が投資家向けのメモで明らかにしました。
 

5GモデムチップはQualcommとSamsungの2社が供給か

ただし、5Gモデムチップの供給はQualcommの一社独占ではなく、対応周波数によって分けられ、mmWave用は主にQualcomm、Sub-6GHz用は主にSamsungが担当する、とクオ氏は予測しています。
 
Appleは、リスク分散と競争によるコスト引き下げのため、iPhoneなどの主要部品を複数サプライヤーに分割して発注するのが通例であり、5Gモデムチップでも同様の戦略をとる、というのが同氏の見立てです。

5G対応でiPhoneの出荷台数は上向き

iPhoneの5G対応により、iPhoneの出荷台数、サプライヤーの業績がともに押し上げられる、とクオ氏は予測しています。
 
同氏の予測によると、2020年におけるiPhoneの出荷台数は1億9,500万台〜2億台で、そのうち7,000万台〜7,500万台が5Gモデルになる、とのことです。
 
 
Source:MacRumors
Photo:ConceptsiPhone/YouTube
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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