TSMC、6nmプロセスを発表〜2020年のA14チップに採用か?


 
台湾のチップメーカーTSMCは、6nm(ナノメートル)プロセスN6)を現地時間の16日付で発表しました。6nmプロセスのロジック密度は、7nmプロセスと比べて18%増となっています。

7nmプロセスとの互換性も確保

TSMCは先日、「N7 Pro」と呼ばれる極端紫外線リソグラフィ(EUV)を使用した7nmプロセスで次世代iPhoneのシステム・オン・チップA13を生産する見込みであると伝えられましたが、同社は新たに6nmプロセスN6)を発表しました。
 
N6のロジック密度は7nmプロセスと比較して18%増となっていますが、デザインルールは7nmプロセス(N7)と互換性が保証されており、前プロセスからの移行が容易になっています。
 
N6プロセスでのリスク生産は2020年に予定されており、ハイエンドからミッドレンジのスマートフォン、人工知能(AI)5Gインフラ、GPUなどへの応用が期待されています。
 
「TSMCのN6技術は、N7を超える高パフォーマンスとコスト優位性で、プロダクト・ベネフィットにおいて業界を牽引していくだろう」と、TSMCのビジネス開発部門の上級副社長のケビン・チャン氏は述べています。
 
 
Source:TSMC
Photo:TSMC
(lexi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

特集

目次