Qualcomm社長「Appleに5Gモデムを供給する準備がある」

クリスチアーノ・アモン

クリスチアーノ・アモン
 
Qualcommのクリスチアーノ・アモン社長は現地時間4月4日、米メディアAxiosの取材に対し、Appleの5G計画に協力することは可能だと発言しました。

2020年にも5G対応iPhoneは登場しないとの予想

次世代通信規格5Gに対応したスマートフォンの発表が相次ぐなか、Appleの5G対応iPhoneの発売は2020年になると言われてきました。
 
しかし最近になって複数のアナリストが、5G対応iPhoneの発売は2021年に持ち越されるとの予想を発表し、その理由として5Gモデムの調達困難を挙げています。
 
Appleは特許権やロイヤリティ支払いを巡り裁判で対立しているQualcommを避け、Intelから5Gモデムを調達しようとしているものの、Intelが2020年に5Gモデムを供給できない可能性が浮上しているからです。

「電話してくれればサポートする」

アモン社長は取材において「Appleが何をしているかについてはコメントできない」としながらも、5G製品の導入が遅れれば遅れるほど、参入が厳しくなるとも述べています。
 
またAppleについては次のように発言しました。
 

私達は現在もサンディエゴにいますし、彼ら(Apple)は私達の電話番号を知っています。電話してくれれば、サポートします。

 
 
Source:Axios
Photo:Qualcomm
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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