【実験】AirPodsの新旧世代、充電ケースの互換性は?左右混ぜるとどうなる?

AirPods(第1世代)の充電ケースに入れたAirPods(第2世代)は充電、ペアリングが問題なくできるのか、そして第1世代と第2世代のAirPodsが左右で混ざってしまったらどうなるのか、実験しました。
AirPodsの第1世代の充電ケース、第2世代との組み合わせは?
先日公開した、AirPodsの第1世代と第2世代の比較レビュー記事に対して、読者の方から、質問をいただきました。
第一世代のAirPods充電ケースで第二世代のAirPodsのイアホンを充電、並びにBluetoothペアリングは出来るのでしょうか?
筆者も気になったので、実験してみました。
AirPods(第1世代)の充電ケースで第2世代を充電できるか?
まず、充電ケースを新旧世代で入れ替えた場合です。
AirPods(第1世代)の充電ケースに、AirPods(第2世代)を入れます。
この状態で、iPhoneに近づけると、AirPodsが充電されていることを示す、稲妻のようなマークが表示されます。
認識されているAirPodsは「hatoのAirPods2」と名付けた第2世代ですが、充電ケースは外側にライトがない、第1世代のものが表示されています。
(第2世代のAirPods充電ケースを認識すると、外側にライトのある写真が表示されます)
バッテリーのウィジェットでも、AirPods(第2世代)が充電されているのがわかります。
もちろん、AirPods(第2世代)のワイヤレス充電ケースに入れたAirPods(第1世代)も、問題なく充電できています。
【結論】 AirPods(第2世代)は、AirPods(第1世代)のケースでも充電できます。
第1世代の充電ケースに入れた第2世代はペアリングできるか?
次に、AirPods(第1世代)の充電ケースに、AirPods(第2世代)を入れた状態で、iPhoneとのペアリングができるかを試します。
いったん、AirPods(第2世代)の登録を解除します。設定アプリの「Bluetooth」メニューから、「このデバイスの登録を解除」で解除できます。
その上で、AirPods(第1世代)の充電ケースにAirPods(第2世代)を入れ、iPhoneの近くでAirPods(第1世代)の充電ケースのフタを開けると「お使いのAirPodsではありません AirPodsはこのiPhoneに接続していません」というメッセージが出るので、「接続」をタップします。
充電ケースの背面にあるボタンを押したままにするよう案内されるので、ボタンを押し続けると、充電状態を示すライトが白く光り、ペアリングが行われます。
約3秒後、AirPods(第2世代)が無事に認識されました。登録解除する前の名前が記憶されており、名前も元に戻っています。
ただし、AirPodsをダブルタップした時の動作設定はリセットされているので、再度設定する必要があります。
【結論】 AirPods(第2世代)は、AirPods(第1世代)のケースに入っていてもペアリングできます。
AirPodsの世代が左右で異なると警告が表示される
第1世代と第2世代のAirPodsは、内蔵されているチップが異なるものの、見た目も手触りも全く同じで、重さも同じです。
そのため、新旧世代のAirPodsを左右でミックスして充電ケースに入れてしまう可能性もあります。
しかし、AirPodsの充電ケースに、左右で違う世代のAirPodsを入れると、iPhoneの画面に、「AirPodsの世代の不一致 充電ケースに入っているAirPodsの世代が違います、一緒に動作しません。」とメッセージが表示され、充電状態を示すランプが赤く点滅します。
写真には、左右のAirPodsの世代を示す線も引かれています。
このまま左右の世代が異なるAirPodsを耳に装着してiPhoneで音楽を再生すると、iPhoneと接続された世代のAirPodsからだけ、音声が流れます。
コントロールセンターから、音楽再生のウインドウを開き、AirPodsとの接続を切り替えれば、使い分けることはできますが、第1世代と第2世代を同時に接続することはできません。
ちなみに、iPhoneを2台用意して、それぞれにAirPodsを接続した状態で、2台のiPhoneから音楽を再生すれば、左右のAirPodsで違う音楽を同時に聴くことは可能です。
(hato)