ショートカットアプリが「メモ」に対応 応用次第で利便性向上
iOS12の目玉機能として登場したショートカットアプリですが、なぜか今までiOSにプリインストールされているメモアプリと連携していませんでした。そのためショートカットを使ってメモを取るには他社製アプリと連携させて使うしかなかったのですが、最近のショートカットアプリのアップデートでiOSのメモアプリとの連携が可能となりました。
工夫次第で応用可能
ショートカットアプリはギャラリーに用意されているショートカットだけでも便利なのですが、自分の用途に合わせたショートカットを自作することでさらに便利なアプリになります。メモアプリがショートカットに対応したことで、日々の記録やアイディアの音声メモなどがより簡単に残せるようになりました。
例えば「薬を飲んだ時間をメモする」「花壇に肥料を入れた日を記録する」といった用途だと、ショートカットのアイコンをiPhoneのホームボタンに置いておけば、その時にすぐ記録ができて、メモを忘れることがなくなります。なぜこれまでショートカットアプリにメモが対応していなかったかは不明ですが、無料で使えて複数のApple製品で共有できるメモアプリに対応したことでかなり便利になったのは間違いありません。
ショートカットの可能性は無限
活用できれば便利なショートカットアプリですが、まだこのアプリを使っている人はそれほど多くなさそうです。ショートカットの作成には初歩的なプログラミングの知識が必要であり、多くのiPhoneユーザーにはとっつきにくい印象があるのかもしれません。またAppleが用意したギャラリーから自分が便利に使えそうなショートカットを探すのも一苦労であり、多くの人への普及を妨げているのでしょう。
ただショートカットは作成者が公開することで共有も可能であり、ネットメディアなどでも便利なショートカットの紹介記事が掲載されるようになっています。こうしたショートカット共有の普及や今回のメモアプリの対応などでショートカットは徐々に普及していくと考えられます。
Source:9to5Mac
(KAZ)