NetflixはAppleの新動画配信サービスに参画せず、CEOが言明

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    まもなくAppleが発表するとされる「テレビ番組配信サービス」について、動画ストリーミングサービス大手Netflixのリード・ヘイスティングス最高経営責任者(CEO)は同サービスに参画するつもりがないことを明らかにしました。

    CEOが改めて言明

    3月25日に予定されているイベントで、Appleいくつかの新サービスを発表すると考えられています。その中で目玉とされる1つが「テレビ番組配信サービス」です。Amazonプライム・ビデオやNetflixといった先行する動画ストリーミングサービスと似た内容を採用し、サブスクリプション形式になるのではないか、と考えられています。
     
    これについて、Netflixを統括するリード・ヘイスティングスCEOは18日、Appleの提供するハブ上でNetflixのビデオサービスを提供するつもりはない、との考えを示しました。Amazonはプライム会員向けに、自社コンテンツだけでなく、HBOやShowtimeといったパブリッシャーのストリーミングチャンネルを提供しています。
     
    ヘイスティングスCEOは「Appleは偉大な企業だ」と前置きしつつも、「我々は人びとに自分たちのショーやサービスを見てほしいと考えている」と述べ、Appleの“軍門”に下るつもりはないことを明らかにしました。「偉大な競合相手がいるときには、最高の仕事をやってのけることが求められる」
     
    なお2月にも、NetflixとHuluはAppleのサービスに加わらないとの報道が出ており、今回のCEOによる発言はそうした観測を改めて裏付けた格好となります。

    Spotifyの二の舞にならなければいいが

    不参加が明らかとなったものの、NetflixとAppleの関係は今のところ冷え込んでいるわけではありません。
     
    しかし、音楽ストリーミングサービスで競合するSpotifyがAppleを「独裁者」呼ばわりし(Apple側もSpotifyに対して反論)、独占禁止法違反で欧州委員会に提訴したことを思うと、同じサービスを提供するサードパーティとプラットフォームとの関係が、いつまでも平穏無事というわけにはいかないのも事実です。
     
     
    Source:Recode via MacRumors
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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