Appleサプライヤー、iPhoneの低需要で他社からの部品注文を模索か


 
iPhoneの指紋認証レンズモジュールや、3Dセンシングレンズを供給する台湾のLarganは、Apple以外のAndroidベンダーからの部品注文を増やしている、と台湾メディアDigiTimesが伝えています。

台湾サプライヤーは顧客の多様化に向かっている

台湾のLarganは、韓国のSamsung、中国ベンダーHuawei、Xiaomiからの部品注文を増加させているとのことです。Appleの昨年のホリデーシーズンのiPhoneの売上低迷により同社の収益が大きく下がったため、Apple依存からの脱却を目指しているようです。
 
AppleのA12 Bionicシステム・オン・チップなどの生産を担う同じく台湾のTSMCも、Apple以外の企業からの注文を増やしていると報じられています。2017年と2018年、TSMCの収益の22%がApple由来であり、2015年と2016年の15%から大きく上昇していますが、2019年はAppleと争いを続けているQualcommが再びTSMCの顧客になると予測されています。

中国での売上は回復傾向に

先日、モルガン・スタンレーのアナリスト、ケイティ・ヒューバティー氏が、中国でのiPhoneの需要は回復傾向にあると報告したばかりで、iPhoneの中国での売上は大幅な値下げ政策により上昇しているといわれています。
 
昨年末まで行われていたバッテリー交換割引の予想以上の盛況もiPhoneの買い替えサイクルの鈍化につながったとされています。
 
 
Source:DigiTimes via AppleInsider
(lexi)

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