Apple、インドでのiPhone6販売を終了

iPhone6

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Appleは、インドにおけるiPhone6/6 Plusの販売を終了するとともに、売上台数の少ない小さな店舗でのiPhone販売を中止するようです。

高級ブランドとしてのイメージ維持が狙い

今回の決断は、最安値モデルの価格を引き上げ、高級ブランドのイメージを維持するのが目的だと、インドメディアEconomic Timesは伝えています。
 
Appleは昨年、インドでの実店舗におけるiPhone SE販売を終了しており(オンラインでの販売は継続中)、現在実店舗で販売されている最安値のiPhoneはiPhone6です。ちなみにiPhone SEは21,000ルピー(約33,700円)から、iPhone6は24,900ルピー(約39,900円)からの価格で販売されています。
 
iPhone6の販売を終了すれば、最安値のiPhoneはiPhone6s(29,900ルピー【約48,100円】から)となり、最低価格は24,900ルピーから5,000ルピー引き上げられます。
 
iPhone6sはインド国内で生産されているため、Appleは当面値下げする予定はないとのことです。

小型店舗でのiPhone販売を終了

iPhone6の販売を終了するのと同時に、Appleは小さい店舗でのiPhone販売も取りやめます。Economic Timesが関係者から得た情報によると、Appleは毎月のiPhone販売台数が35台を下回る小さな店舗に対し、取り扱い店舗から外すと通知した模様です。
 
これらの戦略は、今年1月よりインド法人を率いているアシッシュ・チャウダリー氏の判断によるものと言われています。同氏はNokiaの最高顧客満足担当役員(Chief Customer Operations Officer)を15年に渡って務めてきた、インドのスマートフォン市場を熟知した人物です。
 
Appleはインド市場において苦戦を強いられており、同国内におけるiPhoneのシェアはわずか1%となっています。

 
 
Source:Economic Times via 9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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