ドコモ、dアカウントのログイン通知などセキュリティを強化 3月28日から
NTTドコモは8日、会員サービス「dアカウント」のセキュリティ強化のため、2019年3月28日より、ログイン通知メールの提供および2段階認証の内容を変更すると発表しました。
普段利用しない環境からログインがあるとメールで通知
普段利用しない環境からdアカウントにログインがあった場合、その日時と国や地域(推定)、使用端末などを知らせる「ログイン通知メール」が届くようになります。
”普段利用しない環境”とは、例えば通常はスマートフォンでログインしている場合、パソコンやタブレットなどの別の端末や、別のブラウザを意味します。通知メールに記載のある日時が自身のログインであれば問題ありません。しかし心当たりのないログイン通知が届いた場合には、IDやパスワードの変更をするようドコモは推奨しています。
ログイン通知メール機能は初期設定で「ログイン通知する」(オン)になっていますが、通知が不要な場合は、オフにすることもできます。ログイン通知メールの利用停止は、通知メール本文に記載のあるURLにアクセスして手続きします。
2段階認証のセキュリティコード通知メールにログイン先の記載追加
2段階認証については、セキュリティコードを知らせる通知メールの内容に、ログイン先の記載が新たに追加されます。
また2段階認証の動作設定の表記が変更されます。これまでの「利用する」「利用しない」から、それぞれ「強(推奨)」「弱(標準)」となります。
セキュリティ対策に取り組むドコモ
dアカウントを巡っては2018年8月、同サービスへの不正アクセスにより、知らないうちにiPhoneを購入させられる被害が発生し問題になりました。被害件数は約1,000件で、ドコモはその後オンラインショップでの購入時に2段階認証を必要とするなど、セキュリティ対策に取り組んでいます。
Source:NTTドコモ
(asm)