iPhone売上、2019年後半は前年並みと著名アナリストが予測

iPhone XS/XS Max iPhone XR

iPhone XS/XS Max iPhone XR
 
Apple関連の独自の情報源を持つことで知られるアナリストのミンチー・クオ氏が、iPhoneの「最悪の時期はもうすぐ終了」し、3月以降の出荷台数は大方の市場の予想よりは高いとする、新たな予想を明らかにしました。

2019年のiPhone出荷台数は「1億8,800万から1億9,200万台」

クオ氏は昨年12月、iPhone XRの需要が低調であることなどを理由に、2019年のiPhone出荷台数予測を約20%引き下げました
 
その後市場を悲観的な観測が埋め尽くし、クオ氏によれば、2019年のiPhone出荷台数は多くても「1億8,000万台」という見通しが現在主流となっています。しかし同氏はこの数字は「悲観的すぎる」とし、今回も12月に下方修正したのとほぼ同じ「1億8,800万から1億9,200万台」という予測を維持しています。

2019年後半は2018年並の出荷台数に

クオ氏は2019年第1四半期(1月−3月)のiPhone出荷台数については、中国以外の市場における下取り額の値上げが奏効し、3,600万〜3,800万台になると見積もっています。
 
第2四半期(4月−6月)の出荷台数は第1四半期からほぼ横ばいの3,400万〜3,700万台というのがクオ氏の予想で、この数字は前年同期比では15%減となります。
 
しかし2019年後半は、9月に発表となる新iPhoneにより持ち直し、2018年とほぼ同程度の出荷台数になるだろうとクオ氏は見込んでいます。
 
Appleは現地時間1月29日に、2019会計年度第1四半期(2018年10月−12月)の業績発表を行う予定ですが、1月2日に同四半期の業績見通しを下方修正しています。

 
 
Source:9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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