米Apple公式Webトップにキング牧師の写真と名言、Qualcomm批判か?

Apple MLKDay 2019

Apple MLKDay 2019
 
Appleの公式Webサイトのトップページが、人種差別の撤廃に力を尽くしたマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の写真と名言に置き換えられています。祝日に合わせた毎年恒例のことですが、今回は隠された意味がありそうにも読めます。

Apple、今年もキング牧師の写真を掲げる

Appleは現地時間1月21日、アメリカの祝日「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デー」に合わせて、トップページの写真を毎年、キング牧師の写真に変更しています。
 
写真には、キング牧師の名言、

Injustice anywhere is a threat to justice everywhere.
どんな場所にある不公正も、あらゆる場所の公正さへの脅威である。

が添えられています。
 
深読みしすぎかもしれませんが、このタイミングでのこの言葉は、Appleと法廷闘争を繰り広げているQualcommを批判しているようにも読めます。
 
ちなみに2年前のマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーには、就任直前のトランプ大統領への批判とも読めるメッセージを掲載しています。

クックCEO、Twitterでキング牧師の名言を引用

Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)はTwitterでキング牧師の言葉を引用して発言しています。

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーに、善いことをするという自分自身の義務を思い出してみましょう。キング牧師が「人生と歴史の謎解きに、遅すぎるということはない。無関心になったり自己満足している場合ではない。精力的で前向きな行動を起こす時だ」と言ったように。

 


 
クックCEOは、Twitterのプロフィールにも

人生における最も永続的で喫緊の問いは「あなたは今、他人のために何をしているか」だ

の言葉を記しています。
 
Twitter Apple ティム・クックCEO
 
クックCEOは、「同じことで悩んでいる人の力になりたい」との思いから、自身が同性愛者であることを告白した時も、キング牧師の言葉を引用しています。
 
 
Source:Apple, MacRumors
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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