2019年始めのスマートフォン生産台数、6年前と同程度か


 
スマートフォン市場が飽和状態になりつつあるといわれていますが、2019年始めのスマホの生産台数は、ここ数年間で最も少なくなるとみられており、2013年と同程度になると予測されています。

スマホの生産台数はどこまで落ちるかわからない

Appleが2018年10月〜12月期の業績見通しを引き下げると発表したのは今年1月始めのことです。その際、中国でのiPhone需要が弱いことが売上不振の主な原因と説明されましたが、スマートフォン市場自体が減速しているとの見解もあります。
 
Credit Suisseのアナリストたちは、スマホの生産台数は全世界的に下がり続けており、どこまで落ちるかわからない、とコメントしています。
 
Credit Suisseは2018年第4四半期(10-12月)のスマホの予想生産台数を変更しており、対前年同期比で3%減となる3億5,700万台であったと記しています。

iPhone5sの発売時と同じくらいの生産台数に

このままいけば、2019年第1四半期(1-3月)のスマホの全世界での生産台数は2億8,900万台となり、対前年同期比で19%減になると見込まれています。この数字は、ちょうど2013年と同程度だといわれています。
 
「このニュースがすでに株価に反映されているのか、それともさらなる影響を与え続けるのかはまだわからない」と、Credit Suisseはメモの中で述べています。
 
スマホ市場の飽和で、AppleやSamsungよりもLG、ソニー、HTCなどの中堅プレイヤーが大きな影響を受けているといわれています。今年中にLG、ソニー、HTCはスマホ市場から手を引く可能性も指摘されており、予断を許さない状況はまだ終わりそうにありません。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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