信頼できない企業ランキング、Facebookが40%で最多~Appleは4%

テクノロジー業界においては近年、「ユーザープライバシーの尊重」がキーワードとなっています。調査の結果、Appleは比較的多くの消費者から信頼を勝ち得ていることが分かりました。
個人情報が大規模流出したFacebook
調査企業Tolunaによれば、多くの消費者から「最も信用のおけない企業」とみなされているのはFacebookだそうです。12月上旬に1,000人を対象として行ったアンケートでは、回答者のうち40%が「個人情報の取り扱いに問題のある企業」としてFacebookの名を挙げました。
Facebookは最近も、3,000万人分のユーザー情報が1年以上に渡って流出の危険性に曝されていたことが発覚、そのうちの半数近くは名前や連絡先などを悪意ある攻撃者によって入手できる状況に置かれていたことが指摘されたばかりです。
以下、Twitter、Amazon、Uberが続き、Appleの名前を挙げた回答者は全体の4%に留まりました。Appleは以前より、ブランドイメージを高める戦略の一環としてユーザープライバシーの尊重をアピールしており、2016年にはFBIからの捜査協力要請を拒絶したことで大きな論議を呼び起こしました。
ただし、「最も信頼のおけない企業」ランキングで下位にランクインした企業が、上位よりも“クリーン”であることを意味するということでもなさそうです。
例えば、ニュースサイト9to5MacはMicrosoftを例に挙げ、同社が2%だったのはFacebookやGoogle、Appleといった企業に比べて、プライバシー議論の場でメディアの注目を集めなかったのが理由ではないか、と推測しています。つまり、(時価総額ランキングで世界トップにしては)存在感が薄かったというわけです。
Source:9to5Mac,PCMag,Business Insider
(kihachi)