Apple、テキサス州オースティンに新キャンパス設立

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    Appleは現地時間12月13日、米テキサス州オースティンに10億ドル(約1,136億円)を投じ、新たなキャンパスを設立すると発表しました。同時にワシントン州シアトル、カリフォルニア州サンディエゴおよびロサンゼルスなど、米国内各地に今後数年かけて新たな拠点を設ける計画も明らかにしています。

    オースティン、本社に次ぐ最大雇用数

    新キャンパスはテキサス州オースティンの、Apple既存の施設から1マイル(約1.6キロ)以内の距離にあり、敷地面積は133エーカー(約0.54平方キロ)、当初は5,000人、将来的には15,000人を雇用する予定とのことです。
     
    Appleはすでにオースティンにおいて6,200人を雇用しており、同市におけるApple従業員数は本社のあるカリフォルニア州クパチーノに次ぐ多さとなっています。
     
    同社は今年初め、米国内に新たなキャンパスを建設する計画を公表、Amazonのような入札は行わず、年内にロケーションを決定すると発表していました。

    シアトル、サンディエゴ、カルバーシティで1,000人以上雇用

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    またAppleはオースティン新キャンパスの発表と同時に、米国内における今後の拡張計画も明らかにしました。同社は2018年に新たに6,000人を採用、現在50州で90,000人を雇用していますが、年始の発表どおり、2023年までにさらに20,000人以上の職を創生する計画です。なかでも16州においては、現在1,000人以上を雇用しています。
     
    今回発表されたのは、今後3年強での増員計画です。ワシントン州シアトル、カリフォルニア州サンディエゴおよびロサンゼルス(カルバーシティ)ではそれぞれ1,000人以上に雇用し、さらにペンシルバニア州ピッツバーグ、ニューヨーク、コロラド州ボルダー、マサチューセッツ州ボストン、オレゴン州ポートランドでは、それぞれ数百名ずつの新規採用を行います。
     
    同社は最近ではテネシー州ナッシュビルにオフィスを新設、フロリダ州マイアミのオフィスも2倍に拡張する計画を発表しています。
     
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    データセンターに総額1兆円以上を投資

    さらに米国内のデータセンターに、今年と来年にかけて45億ドル(約5,114奥円)、今後5年間で総額100億ドル(1兆1,36億円)を投じる予定です。Appleのデータセンターは現在ノースカロライナ州、アリゾナ州、ネバダ州にあり、アイオワ州でも建設が進められています。

     
     
    Source:Apple
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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