Apple、新キャンパスの場所決定に「入札は行わない」

Apple Park Visitor Center

Apple Park Visitor Center
 
Appleは現地時間1月17日、アメリカ国内に新たな社屋を建設する計画を明らかにしました。ただし場所決めにおいて入札は行わないとのことです。

Apple Parkに続く第2のキャンパス

Appleは17日、アメリカ国内で2万人の雇用を生み出すため、今後5年間で300億ドル(約3.3兆円)を投じる計画を明らかにしました。同時に、国内にApple Parkに続く第2のキャンパスを建設する計画を発表しています。これらの計画によるアメリカ経済への貢献は3,500億ドル(約38兆円)にのぼるとしています。
 
同社はカリフォルニア州クパチーノに新本社屋Apple Parkを建設したばかりで、昨年11月にはビジターセンターをオープンしたものの、まだ工事は完了していません。
 
Appleは現在、候補地の絞り込みを行なっており、年末までに決定するとしています。

クックCEO、入札を否定

当初は入札形式で決定されるとの噂もありましたが、ティム・クック最高経営責任者(CEO)はこれを否定しました。クックCEOはABC Newsのインタビューで、入札形式を避けるため、候補地の絞り込みを行っている最中であると述べています。
 
新社屋の建設地は、カリフォルニア州内になる可能性は低いと見られており、アメリカの複数の都市が名乗りを挙げています。イリノイ州シカゴのラーム・エマニュエル市長も、昨年10月に開店したミシガン通りの新Apple Storeの好調ぶりを例に挙げ、Appleにアピールしました。
 
Apple Store シカゴ Chicago

Appleと対象的なAmazon

Appleと対象的なのがAmazonです。同社は第2の本社ビル候補地の選出にあたり、入札を行うことを大々的に宣伝しました。
 
現地時間1月18日には、カナダのトロント、ノースカロライナ州ローリー、オハイオ州コロンバスを含む20都市まで絞り込んだことを発表しています。
 
 
Source:AppleInsider,Reuters
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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