iFixit、新MacBook Airを分解〜バッテリーはやはり交換可能

さまざまなApple製品の分解レポートで知られるiFixitが、11月7日に発売となったRetinaディスプレイ搭載の13インチMacBook Airを分解、内部についての詳細なレポートを公開しています。
第3世代バタフライキーボードを採用
まずキーボードですが、今年7月に発表されたMacBook Proが搭載する、キーボード底部が薄いゴムのひだで覆われた、第3世代バタフライキーボードと同一のものでした。
Thunderbolt 3ポートはモジュラー式
次にMacBook Airを裏返し、小型のロジックボード、ファン、2つの大型スピーカー、そしてヒートシンクの存在を確認。2018年型MacBook Proとは異なり、ロジックボードはネジ止めされているだけで、比較的簡単に取り外すことができました。
ロジックボードには、Intel Core i5プロセッサ、Apple T2セキュリティチップ、SanDiskフラッシュストレージ(128GB)、Intel Thunderbolt 3コントローラ、SKHynix LPDDR3 RAM(8GB)などが積まれています。
iFixitは2つのThunderbolt 3ポートがモジュラー式であることを発見、「ボード上のすべてのポートが簡単に交換できる」と評価しています。
バッテリーは単独で交換可能
そしてMacBook Airの49.9 Whのバッテリーは、4個のネジと、6つの引っ張って取り外すことができる接着テープで固定されていました。つまり米メディアMacRumorsが報じたとおり、トップケース(キーボードとトラックパッドを内蔵しているケース)には接着されているものの、バッテリーだけを外して交換できるということです。
なおトラックパッドについては、キーボードとケーブルを共有しており、そのケーブルがロジックボードの下に固定されているため、ロジックボードを外さないと取り外せないようです。
またTouch IDセンサーも、オーディオボードを取り外せば、交換可能であることが確認されています。
修理のしやすさは10点満点中3点
iFixitは新MacBook Airの修理のしやすさのスコアを、10点満点中3点としています。低い点数ではありますが、修理のしやすさが最低の1点だった2018年版MacBook Proよりはまし、といったところでしょうか。
Source:iFixit
(lunatic)