世界初の「折りたたみスマホ」、Samsungに先駆け中国メーカーが発表!
Samsungが近日中に発表すると噂されている「折りたためるスマートフォン」よりも先に、中国企業Royoleが折りたたみスマホを発表しました。12月に発売予定で、すでに予約受付が開始されています。
iPhone XS Maxよりも高額
Royoleが発表した世界初の折りたためるスマートフォン「FlexPai」は、12月に発売予定で、すでに予約注文を受け付けています。
価格は128GBストレージモデルが1,318ドル(約15万円)、256GBモデルが1,469ドル(約16.7万円)と、iPhone XS Maxよりも高額です。
Royoleのビル・リウ最高経営責任者(CEO)は、「FlexPai」の開発には6年以上かかった、と語っています。
平らな状態でiPad mini並みのサイズに
米カリフォルニア州サンフランシスコで開催された報道陣向けイベントで、「FlexPai」のデモ機を試した海外メディアMashableは、「折りたためるスマートフォンの実現はエキサイティングだが、残念なことにソフトウェアがバグだらけで、デザインが醜い」と批判的に紹介しています。
「FlexPai」は、平らな状態で7.8インチとiPad mini並みのサイズで、折りたたむと通常のスマートフォンと同等のサイズになります。
しかし、ヒンジ部分の動作がスムーズでなく、動作させると異音がするうえ、折りたたんでも本体が完全にフラットになるわけではありません。
ソフトウェアはバグが目立ち、外部アプリの対応も厳しそう
Mashableは、Android 9.0の派生バージョン「Water OS」が動作するデモ機について、本体を折り曲げたり戻したりしても、画面上のアイコンが本体の動作に対応できていないなど、バグが目立った、と指摘しています。
また、外部のアプリ開発者たちが、変形ディスプレイに対応できるアプリを提供しない限り「FlexPai」は使い物にならないだろうと予測しています。
Samsung、近日中に折りたたみスマホを発表か
Samsungは近日中に折りたたみスマートフォンを発表すると噂されています。
同社の折りたたみスマートフォンのディスプレイには、住友化学が開発したポリイミドフィルムが採用されると韓国メディアが報じています。
折りたためるスマートフォンは、Samsungのほかにも、Huaweiが開発中と伝えられているほか、BOEはデモを公開しています。
Source:Mashable
(hato)