新型Mac miniのGeekbenchスコアはハイエンドノートPC級?
11月7日発売となる新Mac miniの、Geekbenchによるベンチマークスコアが、Web上に登場し始めています。
新型Mac miniのスコアが登場
米メディアVenture Beatによれば、スペックから新型Mac miniと思われる「Macmini8,1」(6コアの3.2GHz Intel Core i7-8700Bプロセッサ、32GBのDDR4 RAM搭載)の、Geekbenchによるベンチマークスコアが2つ、掲載されているとのことです。
Appleが発表したエントリーレベルのMac miniは、4コアの3.6GHz Core i3プロセッサ、8GBのDDR4 RAM搭載で、測定に使われたモデルであるMacmini8,1のほうがRAMの容量がかなり多いうえに若干スペックが異なりますが、Venture Beatによると、RAM容量はGeekbenchスコアにはほとんど影響を及ぼさないそうです。
2つのスコアに大きな差
1つめのMac miniのベンチマークスコアはシングルコアが5,512、マルチコアが23,516です。マルチコアは3.0GHz、8コアIntel Xeon E5搭載の、2013年発売Mac Pro(シングルコア3,847、マルチコア23,184)に匹敵します。
しかしこの構成のMac Proは398,800円であり、エントリーレベルのMac mini(89,800円)のほうが金額的にはかなりお得ということになります。
ただし2つめの同じMac mini(テスト機)のベンチマークスコアは、シングルコアが5,070、マルチコアは16,818でした。ただしこの2番目のスコアは最初のテストからわずか7分後に行われたテストの結果であるため、別のプロセスが実行されていて、結果に影響を及ぼした可能性があるとVenture Beatは推測しています。
Mac miniのスコアはハイエンドノートPCと同レベル?
Mac miniと同じ日に発表された新型MacBook AirのGeekbenchによるベンチマークスコアは、シングルコアが4,248、マルチコアが7,828で、新型Mac miniは低いスコアのほうで比較しても、MacBook Airを上回っています。
2018年型13インチMacBook Proのベンチマークスコアはシングルコアが4,504、マルチコアが16,464なので、新型Mac miniの性能はデスクトップPCというよりも、ハイエンドノートPCに近いといえそうです。
Source:Venture Beat
(lunatic)