iPhone XRはiPhone8/8 Plusを合わせた台数より売れる?
予約段階を見る限りでは、iPhone XRの売れ行きは幾分か落ち着いているかのように見えます。しかし、投資銀行Guggenheimのアナリストであるロバート・シーラ氏によれば、iPhone XRの出荷台数はiPhone8/8 Plusを合わせた数を上回るとのことです。
iPhone6/7ユーザーのアップグレード期待
Goldman Sachsのアナリストであるロバート・ホール氏同様、Guggenheimのロバート・シーラ氏も、iPhone XRの価格が全体の収益に影響を及ぼすことを認めます。確かにiPhone XS/XS Maxに比べれば、84,800円のiPhone XRは“安く”、新モデルの平均販売価格を押し下げているとも言えるでしょう。
しかし、その安さこそiPhone XRが好調な売れ行きを示す要因だ、とシーラ氏は考えています。同氏は、iPhone6やiPhone7といったモデルのユーザーの切り替えを後押しするとして、iPhone XRは2018年第4四半期(10〜12月)で新iPhone出荷台数のうち40%、2019年第1四半期(1〜3月)には50%のシェアを占めるとみています。
なお、iPhone8/8 Plusと比較しても、iPhone XRはこの2モデルより50%多い出荷台数になるだろうとのことです。また、シーラ氏は第3四半期のiPhone売り上げが4,700万台(前年同期比で1%増)、第4四半期で8,000万台(同3%増)になると予想しています。
アナリストたちも強気
iPhone XRの売れ行きに強気な見方を示すアナリストは少なくなく、Apple製品に詳しいミンチー・クオ氏が「iPhone8は、昨年のホリデーシーズン後に売上が50%下がったとされているが、iPhone XRの売上は30%ほどしか下がらない」とロングランを指摘すれば、ジーン・ミュンスター氏も「(予約状況にかかわらず)iPhone XRがヒットするとの予測を変えるつもりはない」との見方を下しています。
また、Apple自身もiPhone XRの予約開始後に、サプライヤーに対して追加で発注をかけたと報じられています。
Source:Gizchina
(kihachi)