Google Pixel 3 XLを分解してわかったディスプレイ高評価の謎

デバイスの分解で知られるiFixitが先日発表されたばかりのGoogle Pixel 3 XLを分解したところ、ディスプレイがSamsung製であることがわかりました。
Samsung製ディスプレイ採用で高評価も納得
Google Pixel 3 XLのディスプレイは、スマートフォンなどのディスプレイを詳細な分析と厳密なテストを元に評価するDisplayMateの評価でSamsung Galaxy Note9やiPhone XS Maxに続いて最高評価となる「A+」を獲得しました。
どのようなコンディションでも完全にシャープな画質が維持される、と高評価のコメントを得ていましたが、その謎はディスプレイのメーカーにあることが明らかになりました。
Pixel 3 XLのディスプレイはSamsung製だったのです。
Samsung製OLEDディスプレイは、Galaxy Note9やiPhone XS Maxにも使用されており、高評価だったのも納得がいきます。
LGのディスプレイ品質は十分でなかった?
Googleは今年、LGと戦略的パートナーシップを組んだとされていますが、有機EL(OLED)ディスプレイの品質は十分でなかったといわれています。
Samsung製ディスプレイに比べると、画像粒子が荒く、汚いとの評価が昨年つけられており、焼き付きもあったようです。また、ディスプレイの色彩が角度によって変わってしまうとの不満も寄せられていました。
接着剤が多用されているPixel 3 XL
ディスプレイのメーカーとは別の話ですが、iFixitがPixel 3 XLの分解を試みた際、多用された接着剤に非常に苦しめられたと記されています。
修理のしやすさのスコアは最終的に「4」にとどまりました。
10点満点中6点を獲得したiPhone XS、XS Maxと比べても、修理が難しいことが伺えます。
Source:iFixit via Ars Technica
(lexi)