Apple Pay、今年中に米国内の6割の店舗で利用可能になる?

Appleのインターネットサービス部門の上級副社長ジェニファー・ベイリー氏は、Apple Payのさらなるサービス拡大を予想していることを明らかにしました。いずれは物理的な財布を完全に置き換えるのことも視野に入れているようです。
iPhoneがあれば財布がいらなくなる?
Appleのベイリー氏によれば、今年の終わりまでにApple Payが米国内の6割の小売店で利用可能になる予定とのことです。Appleは単にサービスのカバー領域を広げるだけでなく、財布自体を完全に置き換えることができるような新方策も考慮しているとされています。
「これは実際には人々にiPhoneを好きになってもらうという試みで、だからこそやる意味がある」とベイリー氏はコメントしています。
公共交通機関や大学でも利用が始まっている
Apple WalletとApple Payは世界12都市の公共交通機関で利用可能となっており、日本でもApple PayでモバイルSuicaを利用することができます。
最近では米デューク大学、アラバマ大学、オクラホマ大学でApple Walletを使った次世代ID管理・決済システムが導入されたばかりで、学生は大学キャンパス内のあらゆる施設へのアクセス、店舗での決済をiPhoneやApple Watchのみで行うことができるようになりました。
急速に拡大するモバイルウォレット
モバイル決済はデビットカードの決済と比べるとわずか0.6%のシェアにすぎないニッチな製品ともいわれていますが、モバイルウォレットを介したデビットカード決済は対前年比で75%伸びています。
また、モバイルウォレットを介したデビットカード決済利用者のうち77%がApple Payを使用しているとのデータもあります。
Source:BGR
(lexi)