2018年4〜6月、国内タブレット出荷台数は前年比23%減 IDC Japan

iPad Pro

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調査会社のIDC Japanが、2018年第2四半期(4~6月)の国内タブレット端末市場実績値を発表しました。タブレット出荷台数は前年同期比23%減と苦戦、特に家庭市場向けの出荷台数が伸び悩んでいます。

家庭市場向けの国内タブレット出荷台数が大幅減少

2018年4〜6月における国内タブレット出荷台数は、前年同期比23%減の合計176万台(うち家庭市場向け138万台、ビジネス市場向け38万台)でした。
 
セグメント別で見ると、ビジネス市場向けは前年同期比6.0%と好調な一方、家庭市場向けは28.5%減と大幅に落ち込んでいます。
 
IDC Japanによると、これまで家庭市場向けタブレットは通信事業者向けの出荷が市場を牽引していたとのことですが、通信事業者によるスマホとの抱合せ契約が一巡したことで新たな需要が生まれにくくなっており、これが出荷台数減少の要因になっているようです。
 
また、スマホの大容量プランの料金値下げ、端末価格の高騰なども抱合せ契約の需要低下につながっていると見られます。
 
これにより回線モデル付のタブレット出荷台数は前年同期比44.6%減となりました。一方でWi-Fiモデルの出荷台数に関しては、Appleが今年の3月にiPad (第6世代)を発売したことで、前年同期比12.7%増となっています。

2018年第2四半期の国内タブレット市場出荷台数上位5社

2018年第2四半期における、国内タブレット出荷台数上位5ブランドは、Apple(48.9%)、Huawei(24.5%)、レノボ/NEC/富士通グループ(8.1%)、Microsoft(4.5%)、ASUS(2.7%)でした。
 
2018年第2四半期 国内タブレット出荷台数 トップ5カンパニーシェア
 
Appleのタブレット出荷台数は新製品の発表で前年同期比9.7%減に留まったものの、Huaweiは通信事業者向けの出荷に苦戦し、前年同期比25.4%減と大きく出荷台数を減らしています。
 
なお、Appleは今秋にも新型iPad Proを発売すると噂されています。
 
新型iPad Proは顔認証のFace IDを初めて搭載し、LightningポートはUSB-Cポートへ、さらに18W出力のUSB-C電源アダプタが同梱される見通しです。
 
 
Source:IDC Japan
Photo:Apple
(kotobaya)

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この記事を書いた人

2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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