AirPowerの開発は継続中? iOS 12.1とiPhone XSユーザーガイドに記載あり


     
    9月12日(日本時間13日)に開催されたAppleのスペシャルイベントでは期待されたAirPowerについての発表がありませんでした。その後、WebサイトからもAirPowerは姿を消し、販売自体が取りやめられたとの噂も流れました。しかし開発は継続している可能性が高いことが判明しました。

    iPhone XSのユーザーガイドに記載あり

    9月21日に発売となったiPhone XS/XS Maxのユーザーガイドには「AirPowerまたはQi規格のワイヤレス充電器の上に置きます」と記載されており、AirPowerの存在がAppleによって消されてしまったわけではないことがわかりました。残念ながら同時に発売になったApple Watch Series 4のユーザーガイドにはAirPowerに関する記載がないのですが、一部機種とはいえAirPowerが明記されていたのは重要です。
     
    iPhone XS Plus レビュー
     
    また昨日開発者向けに公開され、本日ベータテスター向けにもリリースされたiOS12.1の中に、AirPowerで受電しているときに表示される画像が発見されました。これらの事実はAppleが依然としてAirPowerの開発を継続していることを強く示唆するものであり、一部にあった開発中止の噂を明確に否定するものと言えそうです。

    開発は難航中

    ワイヤレス充電マットAirPowerは今年はじめ頃には3月にも発売との情報が流れました。しかし第6世代のiPadが発表されたイベントでもAirPowerについては何も語られませんでした。その後6月のWWDCで発表される9月のスペシャルイベントで発表されるとの噂がまことしやかに広まりましたが、双方のイベントでも発表されることはありませんでした。
     
    Appleはこれら噂の時期に発売を目指していたのは事実のようですが、技術的な問題を解決できなかったことで発売が遅延してしまったと推測されています。現在AirPowerの開発においては、充電器の発熱コイルの干渉充電中のデバイス間の通信など複数の問題が絡み合っているとされます。これら問題が解消して初めて発売となるのですが、Appleはまだ問題の解決を諦めていないようです。
     
     
    Source:9to5Mac
    (KAZ)

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