中国から米国への輸入品への高額関税、AirPodsやApple Watchは対象外
アメリカのトランプ政権が、中国から輸入する製品に総額2,000億ドル(約22.3兆円)の関税を課すことを発表しましたが、Apple WatchやAirPodsは対象から除外されていることが分かりました。
中国から米国への輸入品に高額関税を決定
アメリカ政府が、中国からの輸入品を対象に、10%の関税を上乗せすることを現地時間9月17日に発表しました。
関税が導入されれば、中国の工場で組み立てられているAirPodsやApple WatchなどのApple製品も関税の対象となるのではないかと懸念され、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が、ドナルド・トランプ大統領への書簡で再考を求めています。
しかし、トランプ大統領は「関税が嫌なら、アメリカ国内で製造すればいい」とTwitterで返答し、課税の方針を変えないのではないかとみられていました。
AirPodsやApple Watchは課税対象から除外
しかし、関税対象品目のリストには、AirPodsやApple Watch、Mac miniといったApple製品が含まれていないことが分かりました。
同様に、Fitbitなどのスマートウォッチ製品も関税対象リストから除外されています。
HomePodやBeats製ヘッドホンが課税対象に
しかしながら、AppleのスマートスピーカーHomePod(日本未発売)や、Beatsのワイヤレスヘッドホン、すでに販売が終了しているAirPort Time Capsuleシリーズの製品は関税対象リストに含まれています。
現時点で、課税対象リストに入った製品と除外された製品の区別について、その基準は明確になっていません。
アメリカによる今回の措置に対して、中国政府による報復措置も予想されていることから、今後の動向に注目が集まる状態が続きそうです。