iOS12の「Siriショートカット」はiPhone6s以降でしか使えない

iOS12に搭載される新機能「Siriショートカット」は、iPhone6sシリーズ以降でしか使えないことが分かりました。
ショートカットで複数のコマンドを実行
「Siriショートカット」とは、AppleがWWDCで発表したiOS12の新機能で、事前にカスタマイズした複数のタスクが、特定のキーワードをSiriに一言話しかけるだけで実行されるというものです。2017年にAppleが買収したWorkflowの技術が元になっているとされます。
Redditユーザーがこの機能に関して、AppleでSiriの開発部門を率いるクレイグ・フェデリギ上級副社長に質問を送ったところ「パフォーマンスの問題から、iPhone6/6 PlusではSiriショートカットを使えない」との回答が返ってきたそうです。

フェデリギ氏が言及しているのはiPhone6シリーズのみですが、同氏の表現からiPhone6sシリーズ以前に発売されたiPhone5sも同じく、iOS12のサポート対象でありながら、性能が基準に満たないためにSiriショートカットを使うことができないと考えられます。
以前にもiPhone6の制限が話題となったが
iPhone6シリーズについては、2016年にもiOS10から搭載された「手前に傾けてスリープ解除」がiPhone6s以降でしか使えないことが問題となりました。
この時は「(ハードウェアの設計の違いで使えないのではなく、)単に新しいiPhoneの限定機能にしたかっただけの可能性がある」という指摘が出ていましたが、さすがに今回はiPhone6発売から4年とあって、新iPhoneの限定機能にしたかったというわけではなさそうです。
Source:iPhone Hacks via 気になる、記になる…
(kihachi)